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スペインにもお歳暮があった!景気を映す「シェスタ」の中身 [クリスマス]


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ブルーのライトで照らされた年末年始のマドリード 


Miyaさま

あけましておめでとうございます…は遅すぎますね。もう日本は街中がバレンタインに向けて、どこもここチョコレートのポスターばかりです。
 
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最愛の甥がこなかったので愛情の入らないケーキになった2014年クリスマス 
 
 
Miyaさん、年末年始はどう過ごされましたか? 私の年末年始の献立は毎年、ほとんど変わりません。クリスマスはケーキを焼き、チキンを食べ、大みそかはカニと父の手打ちそば。年始は母渾身のおせち。七草粥を食べ、鏡開きでおしるこを食べる。どこかで、川崎大師にいった両親が大量に買ってくるくずもちも食べます。
 
 
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手前が母おせち、右側3段が市販のおせち。栗きんとんはハンドブレンダ―で楽々できるようになりました 
 
 
今年は3段重のおせちをいただきましたが、今の市販のおせちってすごくよくできているんです。いただいたのは、コロワイドという「北海道」「甘太郎」など、たくさんの居酒屋チェーンを展開する会社のものなのですが、家庭ではとてもできない数のおせち料理が入っていて、味もいい! 毎年、年末になるとデパートのおせち、ホテルのおせち、レストランのおせちといろいろなちらしをもらいます。人気のフレンチレストランでも、クリスマスが終わると店を閉め、おせちづくりに集中すると聞きました。おせちはいまやビジネスチャンス!とばかりにいろいろな業態に注目されているよう。
 
 
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元旦は雪がちらついたけど、2日はこの天気
 
 
今年は珍しく三が日に鶴岡八幡宮(正確には荏柄天神)に行きました。Miyaさん、懐かしいでしょう? 大混雑の小町通りは避け、若宮大路を通りましたが、お正月は車が入らないんですね。らくらく目的地に着きました。

というわけで、私のお正月はいつも通り。マドリードの年末年始はいかがでしたか?
最後になりましたが、今年もおいしいお便り、どうぞよろしくお願いします。


Reiko

 
 from madrid to tokyo
 
 

 
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マドリード・カジャオ広場のクリスマスイルミネーション 
 
 
Reikoさま

遅ればせながら(ホントだ!もうバレンタインですね。)新年あけましておめでとうございます! 今年も美味しいお便り交換をたくさんできたらいいなぁと思います。どうぞよろしくお願いします。

スペインは1月6日までクリスマスが続くのはいつものことですが、この時期にどれだけの海老と、どれだけのCAVA(カヴァ:スペインのスパークリングワイン)が消費されるのだろう…なんて事が頭をよぎりますが、日本ではケーキかな。
 
 
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Miyaさんの自宅には大勢のひとが集まって、おいしい料理を囲みクリスマスを祝ったそう 
 
 

クリスマス、そしてお正月料理、例年のことながら羨ましいです。毎年のことですが、この時期の私は繁忙期で、お休みとはいかないのですが、今回は2度もクリスマスを祝うことが出来ました。まず25日に近所に住む友人一家と。28日に完全帰国してしまうので、お別れ会も兼ねて。小学校低学年と幼稚園児の姉弟が食べ納めとばかりに、たくさん生ハムを食べてくれました。頂き物の高級シャンパンで、日本での活躍と健康をお祈りして乾杯。
 
 
 
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スペインで大好評のショートケーキ。甘すぎないところが、現代のスペイン人にウケる模様 
 

うちの本来のクリスマスをする予定だった28日には若いお友達がワイワイと来てくれました。
スペイン人、フィリピン人、台湾人に日本人、メニューは最近定番の寿司ケーキ、名古屋風手羽先、たこ焼き、サラダに生ハム盛り合わせとかもの照り焼き。チーズに手作りメンブリージョ。ケーキもいつもの通りイチゴとフルーツのショートケーキ。このショートケーキが一番ウケました。スペインにはないし、甘さ控えめがいい!と好評でしたよ。
 
 
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華やいだ気分になれそうな、年末のマドリード。行ってみたい! 
 

大晦日は夕方まで仕事をし、ソル広場のカウントダウンの準備を横目で見ながら帰宅。お蕎麦の代わりに残り物で年越しラーメンを食べて、TV見ながら寝てしまいました。
そして元日に気がついたんです。切り餅ぜーんぶ売ってしまって、お雑煮ができなくなってしまいました。息子よ、ごめん。

日本では、11月ごろからお歳暮商戦が始まると思うのですが今でもそうですか? たしか日本ではお世話になった方、目上の方に差し上げる習慣と思っているのですが、これも変わりませんか?
スペインではやはり同じ時期に「シェスタ」を贈る習慣があります。これはどちらかというと、上から下に、例えば会社が従業員に用意します。もちろん友人たちの間にもあるようですが。私のところにも毎年、長年働いている輸入会社からシェスタが届きます。
 
 
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スペインにもあったお歳暮!「シェスタ」の定番はおいしいものの詰め合わせ
 

内容はワインやカヴァ、ウイスキーなどのアルコール、生ハムのやソーセージ、野菜や魚介の缶詰や瓶詰めにこの前書いたトゥロンやポルボロンなど、クリスマスの定番お菓子の詰め合わせなどなど…これでクリスマスのご馳走は賄えると言うようなものです。バブルで景気の良かった頃は、生ハムの足1本丸ごと入っていたこともありましたが、今は昔。現在はもう少しコンパクトです。ここ数年は、不況のせいで、だいぶグレードが落ちたなぁと思っていましたが、今年はまぁまぁ。まさに景気を表しているような内容ですね。デパートや高級食材店でもこの時期はシェスタを作って展示します。そして、会社持ちで従業員がレストランで食事をすると言うのも定番でした。

私がスペインに移住したての頃から比べると、だいぶ変わりました。バブルとその崩壊もありましたし。日本と同じですね。世界的にはテロ事件や天変地異もありますが、2015年はどんな年になるでしょうか。

スペインの美味しいものたくさん紹介して、幸せな年にしたいですね。
 

miya
 

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