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スペインの新年は「ロスコン」を食べて始まる! [クリスマス]


1月5日、マドリードの夜はレイジェス(東方の三賢人)のパレードでにぎわう

Miyaさま

2013年になりました。今年は政権交代でやや円安になりホッとしていますが、まだまだ円高。今年も海外に行くにはいい為替状況です。今すぐ、マドリードに飛んでいきたいわ。「ロエベ」「カンペール」は知っていましたが、「マノロ・ブラニク」もスペインのブランドだったなんて! 円高のうちに1足、そちらで手に入れたいものです。東京は寒い日が続いています。寒すぎて、野菜の値段が軒並み値上がり中。鍋もおいそれとできない状態です。

さて、Miyaさんの前回の手紙に「クリスマスは1月6日まで」とありました。欧米のカトリック圏では、公現祭(フランスではエピファニーというのかな)を祝う習慣があるみたいですね。アメリカにも!? と思ったのですが、調べてみると、フランス移民の多いニューオーリンズでは1月6日に「King’s Cake(またの名を十二夜のケーキ)」というものを食べるようです。

日本では、フランス菓子の重鎮らがガレット・デ・ロワの会を結成し、ここ数年で「お正月明けのガレット・デ・ロワ」が定着してきました。アーモンドクリームをパイ生地に包み、フェーヴと呼ばれる陶製の小さな人形を忍ばせ、食べたときにあたった人が「王様(=ロワ)」として1日を過ごすという風習です。「フェーヴ」というからには、昔は豆を入れていたのかもしれませんね。スペインでも1月6日の公現祭に食べるお菓子やごちそうがあれば、教えてください。この日は、子供たちにとってはプレゼントをもらえる日なんですよね? 祝日なのかしら

 このところ、ポルトガル好きな人、イタリア好きな人、イギリス好きな人のグループに会うことが多く、今年はスペイン好きな人たちにも会えたらいいなと思っています。スペインのおいしい料理、お菓子、ワイン、食材など、Miyaさんにいろいろ教えてもらいたいです。今年もどうぞよろしく!!

Reiko


from madrid to tokyo


Reikoさま

¡Feliz año nuevo! (あけましておめでとうございます)
東京の寒さ、友人たちからのメールで知っていますよ。年が明けた頃からマドリッドも寒くなりました!
日本から送ってもらったヒートテックを脱ぐことができません・・・



大みそかのカウントダウンには12粒のぶどうを食べるのがスペインの習慣。スーパーには12粒パックのぶどうも販売される。

新年のご挨拶が遅れましたが、スペインは1月6日のようやくクリスマスシーズンが終了しました。
スペインの大晦日は、
カウントダウンとともに12粒のぶどうを食べるという習慣があります。例年、マドリッドの中心地ソル広場ではカウントダウンのために大勢の人が集まり、ぶどうのあとは持ち込んだカヴァ(スペインのスパークリングワイン)で乾杯し、誰彼かまわずハグやキスで挨拶を交わす・・・のですが、寒いのと物騒でもあるということで私は一度も参加したことがありません。実は自宅はカウントダウンの花火の音もはっきり聞こえる距離なのですが、例年のごとくTV中継を見ながらぶどうを食べます。
そして今年は冷たい雨が降っていましたので、TVで見る群衆も心なしか少なかったように思います。
ところで、このカウントダウンが早いのなんの・・とてもじゃないけど、それに合わせてぶどうを食べるなんて出来ません!そのためかどうか暮れになるとぶどうの皮を向いて種もとり、12粒だけ入った缶詰やカップ入りが出まわります。



東方の三賢人のクッキー!
 


元旦は祭日でお休み。2日からはまた日常。でもクリスマスシーズンは続くので、日本で言うとまだ年の瀬のような感じです。そして、1月5日はイエス・キリストの誕生を知ったレイジェス(東方の三賢人)が星に導かれてイエスのもとに到着し、贈り物をしたことにちなんでスペインではクリスマスプレゼントをこの日に交換をします。子供たちがレイジェス達に何がほしいかお願いしたり、手紙を書くのはサンタさんと同じですね。



1月6日に食べる、「ロスコン」。フランスでいうガレット・デ・ロワだが、スペイン版は素朴で親しみやすい印象。


そして翌6日は、家族揃ってロスコン(Roscón)と呼ばれるパン菓子をいただきます。これはレイジェスの決まりもので、reikoさんの書いているガレット・デ・ロワと同じようなものです。ただしロスコンは、日本の菓子パンのような生地を楕円のドーナツ型に焼いたもので、上にはドライフルーツが飾られています。横半分にスライスして中にクリームを挟んだものもあります。中には一つだけ陶器のお人形が入っていて、それがあたった人はその日の「王様」。ロスコンについている紙の王冠をかぶります。フランスの風習も同じようなものと思いますが、ロスコン自体はフランスのガレット・デ・ロワよりずっと素朴な気がします。



スペイン経済も予想する?? 2013年、ロスコンはどれだけ売れたのか…

このロスコン、毎年売上予想や販売傾向がニュースになります。
今年はマドリッド100万個以上の売上を予定しているそうですが、以前は大きなものから売れていたのに、ここ数年は不況の影響か小さな物が売れる傾向にあるようです。それでも、デパートやスーパーはもちろんお菓子屋さんにもたくさん並んでいます。

今年は1月6日が日曜日だったため、7日の月曜日が振替休日となりました。久しぶりにスペイン人の友人とお茶をすることになり、席につくと「コーヒーとロスコンね」。まわりを見回すとほとんどのお客さんがロスコンです。家で食べていてもこの時期になると、「食べなくちゃ」と思うんでしょうか。
さて、クリスマスシーズンが終わり、街はバーゲンに突入です。景気が悪いこともあり、以前ほどの熱気はないような気がしますが、レイジェスの日が訪れると、新しい年になったのだなぁ・・と実感する私、スペイン化が進んでいますか?

それでは、今年もどうぞよろしくお願いします!!

Miya


あとがきコーナー
「ロスコン」に似た、米国ニューオーリンズの「王様のケーキ」はこんな感じ。不気味な色合いのアイシングをかけたリング状のブリオッシュのようです。そういえば、メキシコのパンの本にもこんなのが載っていたような。今度つくってみたいと思います。reiko




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by スーパーコピーブランド専門店 (2020-07-15 11:38) 

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