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東京のスパニッシュレストラン オジャ VS カルドッソ [スパニッシュレストラン]

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「タパス盛り合わせ」はスペイン料理入門編といったところ
 
 
Miyaさま

こんにちは。天気のいい週末です。梅雨入り直前、空気が乾いて、新緑が美し
い貴重なシーズン真っただ中の日本です。

インドア派の私ですが、こんなに天気がいいとさすがに出かけたくなります。
ということで、美術展を観に銀座にでかけ、夜はスペイン料理を食べることに
しました。
 
 
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銀座・コリドー街にある「バル・デ・オジャリア」に行ってきました 
 

先日のモルシージャのお話を聞いて、ぜひとも食べたくなりました! そこで
選んだのは銀座にあるBar De Ollaria(バル・デ・オジャリア)です。先日の
手紙の中で、モルシージャにパクチー山盛りにした私のようなアジア食もヨー
ロッパ食も大好きな人間にとっては、超そそる一皿を看板メニューにしている
店です。
 
 
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カウンターの向こうの壁にはシェリーが天井まで並んでいます
 

このお店、シェリーの品ぞろえでギネスに認定されているんですよ。なので、
はじめにカヴァを飲んでから、あとは¥1500のシェリー3種類飲み比べセット
(辛口編)で食事をしました。日曜18時の銀座コリドー街はみ●り寿司に行
列が相変わらずできている以外は、人通りも少なく、「おっ、ここはトルコ料理
か」「オイスターバーもあるね」と、のんびり店の物色もできましたよ。どこも
入口は狭いけれど、奥行きのある店づくり。バル・デ・オジャリアも長いカウ
ンターと壁際のソファ席が2列になっている状態で、お店の人が「3名様です
か? うちの店だと横並びになってしまいますがいいですか?」と電話で話し
ていて、この説明、いつもしているんだろうな~と思いました。
 
 
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気温が高い季節に嬉しいガスパチョのお通し。カヴァとともに
 

カヴァと共に、お通しのガスパチョがやってきました。日本の梅雨にもガスパ
チョは効く! 腹ペコ2人は盛りのいい「タパス盛り合わせ」を“とりあえず”と
注文。ベジョータのイベリコハム、いろいろオリーブ、トルティージャなど7種類
くらいのって¥1850です。ハム以外はそこそこに味ですが、お腹は落ち着いた
かんじ。トルティージャってなかなかおいしいものに出会えません。冷たい
からかな? できたてを食べないものなんですか?
 
 
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「モルシージャとコリアンダーの山盛り」は¥1250。モルシージャとの出会
い!なんだか、何かに似ている懐かしい味。「血のソーセージ」と聞くと、えぐ
いものを想像しますが、お米と一緒になっているせいなのか、火がよーく通っ
ているせいなのか、ほくほくっとしたおいものような(?)、それでいてお酒と
の相性がいい適度なクセがあっておいしかった!山盛りコリアンダーも嬉しか
ったのだけど、これはスペインでもありの組み合わせですか?
 
 
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左から右へ、コクが増すシェリー3種類飲み比べセット
 
 
シェリーは辛口3兄弟。シェリーの名前って、製法の名前なんですね。ぶどう
の名前がつくワインとは違うんですね。この日のセレクションはマンサニージ
ャ、アモンティヤード、オロロソ。順番に色が濃くなり、味も濃くなり。オロ
ロソなどは最後に頼んだカジョスとよく合いました。
 
 
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スペイン版モツ煮込み、カジョス!
 

本当は店名になっている「オジャ」で締めたかったのですが、カジョスが捨て
がたく、最後はこの内臓と豆の煮込みにしました。
 
 
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仕事帰りにシェリーと一品料理をサクッと楽しみたい店でした
 

19時を過ぎると、常連さんのような人たちが集まり、たちまち狭い店内がにぎ
やかになりました。スペイン好きというよりは、カウンター好き?(笑) 飲ん
でいるのもビールだったりして。でも、本場のバルように仲間と一杯やって、
さっくり帰る…みたいな雰囲気は好感度が高いです。今度は平日の夜に行って
みます!

ところで、Miyaさん、謎で終わってしまった「オジャOlla」ってスペインで
はポピュラーですか? どんな食べ物なんだろうな。鍋料理だって書いてあっ
たけど。まだまだ食べたことのないスペイン料理がいっぱいです。


Reiko

 
 
from madrid to tokyo
 
 
 
 
 
 
 
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カルドッソの鍋。脚の長いダッチオーブンのよう。これでスープと米を煮る 
 

Reikoさま

もう日本は梅雨のシーズンですね。スペインは梅雨がなく、乾燥しているので
すが、ここ数日は強い雨が降っては1時間程度で止む…なんて日が続いていま
す。マドリードでは珍しいです。

Reikoさん、モルシージャを食べに行ってくださったのですね。でも、パクチ
ーと一緒とはびっくりです。インド人ならぬスペイン人もびっくりでしょう
か! コリドー街という名前も懐かしく読ませていただきました。お店の名前
に出てくる「オジャ」はひとつの料理の名前としてはポピュラーでなないと思
いますけど。そのレストランのオジャという料理も鍋ごと出てくるのか、鍋で
作ったものということなのかわかりませんが、もしかしたら凄くユニークなも
のかもしれませんね。次回、試されたらぜひご報告を。

ところで、日本のおじやのルーツがこのスペインの「オジャOLLA」だという
説、聞いたことありますか? 日本にいた宣教師などのスペイン人達が「アロ
スカルドッソARROZ CALDOSO」を食べているのをみて、「これは何だ?」
と料理の名前を聞き、スペイン人達が使っている鍋のことだと思って「オジャ
OLLA」と答えたのが起源だと言います。どう思いますか?
 
 
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ARROZ SOS...SOSのお米? カルドッソに使うお米
 
 
このARROZ CALDOSOはリゾットよりずっとたくさんスープが入っていて、
まさに日本の鍋料理の〆、おじや…という風貌です。海鮮とかトマト味のもの
や鶏肉の出汁でできたものなど様々にありますが、オリーブオイルで具材を炒
めてから出汁で煮るので、その点が少々違いますが、まさに日本人の私達には
ホッとする料理でもあります。スペインでは米料理というとパエジャが有名で
すが、米料理のレストランに行くとパエジャと同じくらいカルドッソのメニュー
が載っていたりします。たまたま、久しぶりにカルドッソを食べにいきました。
この鍋、見てください。いかにも薪をくべたかまどや野外で使いそうでしょ?
この鍋いっぱいで2人分なのです。今回は店のおすすめで小エビとサフランで
す。海鮮の出汁が効いていて、サフランの香りとトマトの酸味もあり、とって
も美味しかったです。
 
 
 
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パエリアだけじゃないスペインの米料理。おいしいだしを吸ったカルドッソ食べてみたい! 
 
 
ただ、この店に来るたびに「絶対食べきれないから少しにしてね」と言うのに、
その度に「ok! でも、2人分なんてすぐなくなっちゃうヨ」と、結局はどんな
に勧められても他の料理は頼まず、美味しい突き出しだけで我慢して、OLLA 
がきたら一気に食べ始めます。なにしろのんびりしているとお米がどんどんス
ープを吸っていくら食べても減らない状態になってしまうのです。店によって
は鉄の両手鍋で持ってきたり、素焼きの器に入れてきたりしますが、もしスペ
インで米料理を食べる機会があったら、カルドッソもお勧めですよ。

Miya


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umashi2015

初めまして。突然のご連絡を失礼致します。

私、HUNTERS株式会社の永田と申します。

すてきなグルメ写真がありましたので、ご連絡いたしました。

この度、グルメブロガーさんをご紹介するグルメ情報サイト

「umashi」を公開することとなりました。

貴ブログは、数あるグルメブログの中でも記事の内容が心に残るものでした。
ぜひ当サイトに掲載させて頂きたいのですが、いかがでしょうか?
(記事の内容をそのまま掲載し、ブログへのリンクを貼らせていただきます。)

まだテスト段階ですが、
http://umashi.jp/
こちらのサイトでございます。


掲載を了承して下さるならば、お手数ですが
こちらのコメント欄か、私のブログのコメント欄にご返信していただけると幸いです。

またお知り合いのグルメブロガー様で掲載しても大丈夫という方がいらっしゃいましたら是非ご紹介下さい。

貴ブログの発展を心よりお祈りしております。


HUNTERS株式会社 永田
mail:info@hunters.co.jp
【長文失礼致します。】
by umashi2015 (2015-07-05 22:25) 

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