東京のスパニッシュレストラン オジャ VS カルドッソ [スパニッシュレストラン]
Tokyoのスペイン料理店 ~ティオ・ダンジョウ(恵比寿)~ [スパニッシュレストラン]
ティオ・ダンジョウの「バレンシアの田舎風パエリア」。ウサギ肉入り!
Miyaさま
ゴールデンウイークが終わりました。今年は5月3日からの4日間、実家にもどって庭にある石窯を囲みパーティをしました。2日にのべ30人の方が来てくれて、とても楽しい時間でした。そういえば、スペインにもAsadorアサドールという薪料理(でしたっけ?)のレストランがありましたね。「薪」という言葉を聞くと、話が止まらなくなる私です。いつかMiyaさんにじっくり聞いもらいたいのですが、今日は東京のスペイン料理について。
「スペインバル」の数、増えました。こちらで「バル」というと、小皿料理を気軽に、ときには立ち飲みで楽しむ予算も手頃な飲食店ですね。「バル(料理は無国籍)」という、スペインの方にはちょっと不思議な店も多いんですよ。
久しぶりに友人を誘って行ったのは、もう20年近く営業している恵比寿の「ティオ・ダンジョウ」です。1階は立ち飲みバル、2階はレストラン。この日は「パエリア食べたい!」と思い、2階に行きました。「パエリアコース」といのがあって、冷たい前菜と温かい前菜があわせて6皿、そして好きなパエリアを選べて1人3600円です。悪くないでしょ?
パエリアの種類はミックスパエリア、イカスミパエリア、パスタのパエリア、そして今回頼んだ「バレンシアの田舎風パエリア」。バレンシアはパエリアの発祥の地ですよね? オレンジとパエリアの街! 海に近い街のイメージだったので、シーフードたっぷりかと思いきや、「ウサギ肉」が入るのがポイントだとか。
前菜は「ハモンセラーノ」。ベジョータのイベリコにするとプラス300円。今回はハモンセラーノにしました。そして、「じゃがいもとアンチョビのサラダ」。意外にあっさり。それから「ひしこイワシの酢漬け」。イワシ大好き! 日本のしめ鯖とかと作り方は違うんでしょうね。こちらもピーマンのマリネがちょんちょん。
そしてもちろん「スパニッシュオムレツ」。ちょっとしょっぱかった。そこににんにく入りマヨネーズと赤ピーマンのマリネが添えられていました。ピーマンもスペインならではの食材だそうですね。これは自家製トルティージャのほうがおいしいかな。
「鶏の煮込み」。これはシェフのスペシャリテのひとつのようです。レーズン、松の実、シナモンスティックほか様々なスパイスを入れた、エキゾチックな味わいでした。がっついて、写真撮り忘れ(涙)
Champinion con jamonがスペイン名
「マッシュルームのソテー、生ハム風味」。マッシュルームというと、こうして楊枝2本をXにして刺すというのが定番のように思います。何か意味があるのかな?
しっかり食べたのに、どうしても食べたかった「カジョス」も追加注文! Miyaさんが「日本では材料が手に入りにくいので、再現するのは難しいかも」、と言っていたので、本場との違いが気になるところです。コテッコテの“モツ煮込み”をイメージしていたのに、案外さらりとしていて、くさみもなくおいしかったです。
お店の方が取り分けてくれます。手前がウサギ肉、黒いのがエスカルゴ
そして、パエリア登場!ウサギ肉とエスカルゴがのっていて、野性味あふれていました。
1階のバルは外でも飲める。この季節はとってもいい気持ち。 こちらがコスパのいい赤ワイン。
テンプラニーニョを1本飲んだものの、まだ飲み足りなく、1階のバルで最後にもう一杯。りんごとシナモンの入ったサングリアです。
シェフはこの方。日本滞在歴9年のジョルディ・ウリベ・トゥルネさんです。これまでオーナーの檀じょうさんに雇われていましたが、6月からはお店ごと譲ってもらい、めでたくオーナーシェフになり、店名も「フォンダ・サン・ジョルディ」に替わるそうです。リニューアル後は出身地であるバルセロナのカタルーニャ料理に力を入れていくと言います。マドリード風のカジョス、なくなってしまうのかな。
Miyaさん、東京のスペイン料理、どうでしょう? マドリード風のパエリアというのもあるのですか? こんなメニューがあれば、もっとスペインらしいレストランになるのに…なんてオススメはありますか?