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心惹かれるスペイン菓子! 大きくて甘い、でも素朴さが魅力的です  [スイーツ]


マドリードの老舗お菓子屋さん「カサ・ミラ」。いつまででも見ていたい!!


(手紙を書いてかアップするまでに1ヶ月かかってしまいました。話のズレ感お許しください…)

Miyaさま

 11月に入って、一気に冷え込みはじめた東京です。先日まで、お菓子屋さんもパン屋さんもカボチャ商品充実中!ハロウィーンがすっかり根づいたようです。カボチャ、そしてさつまいも、栗。秋は女性が大好きな味覚が満載です。

 Miyaさんの住むマドリードの秋の味覚といったら、なんですか? 日本ではカボチャのタルト、カボチャプリン、カボチャロールケーキ、スイートポテト、スイートポテトパイ、岐阜県の栗きんとん、モンブラン、栗むし羊羹…などなど、和洋ともにお菓子界は大盛り上がり。

 先日、スペインの製菓専門誌の取材で、東京・三軒茶屋にある「プレジール」の捧雄介シェフの取材をしました。バラの香りのお菓子や、チョコレートとレモンのケーキなど、クリエイティブなケーキに交じり、ハロウィーンのためのお菓子が並んでいました。


「プレジール」のハロウィーンケーキ。また来年ね(泣)


 捧さんをはじめ、いつのまにか取材するシェフが自分よりずっと若くなってきました。そして、「ああ、お菓子業界も時代が変わってきたな」とつくづく感じる今日このごろ。
幼い頃にはバタークリームのケーキが主流でしたが、チーズケーキブームが来て、イタリアンデザートブームもあり、ベルギーのワッフル、ハワイのタルト、フランスのショコラ…と目まぐるしく日本のお菓子業界は流行を生み出してきましたが、時代を超えて残っているものは、それほどないんです。



これは同じく「プレジール」の栗とラズベリーのケーキ。組み合わせが新鮮!


 今ではコンビニスイーツのレベルがものすごい上がっています。プレミアムロールとか、150円であなどれないおいしさなのです。



ローソンの「プレミアムロール」…いろいろなバージョンあり


 マドリードに行ったとき、お菓子屋さんをのぞきましたが、ずいぶんとレトロなかんじでした。かわいらしい制服を着た売り子さんが、紙と紐で器用にお菓子を包んでくれたのが印象的でした。エル・ブジ(エル・ブリ? どちらが本当?)のあるスペインには、田舎っぽい素朴な顔、最先端の革新の顔、2つあるけれど、ふだんのおやつはどんなものなのでしょう? Miyaさんによると、スペイン人はかなりのチョコレート好きみたいだけれど、オシャレなチョコレート専門店とか、ケーキ屋さんもあるのですか?

 お菓子の話は楽しいけれど、増えるばかりの体重も無視できません。最近、カーヴィーダンスで少しでも食べた分を消費する努力をしている私でした。
 お返事、楽しみにしています!


Reiko

ついでに、
さつまいものビスケットもよろしく!



from madrid to tokyo




寒くなってくると、マドリードの街角に立つ「焼き栗屋さん」


Reikoさま


 お元気でしたか?まさにハローウィンでしたね。
こちらもかぼちゃのディスプレイやパーティーの様子などたくさん見かけました。
スペインでは10月の最終週の土曜日、いや日曜日の深夜にサマータイムが終了。1時間時間を戻します。今更、夏が終わりって・・と思いますが、翌日からはまさに冬になりました。極端です!スペイン。
 


これが!? スペインのカボチャ。ほくほくしていません…


私にとっての、秋、晩秋から冬にかけてのスペインの味覚はキノコに栗でしょうか。
日本だったらさつまいもにかぼちゃも!と叫びたいところですが、残念ながらこちらには日本のようなさつまいももかぼちゃもありません。
いわいるかぼちゃ、さつまいもという名前のものはあっても、私たちの望む「ほくほく」とは程遠い「ベチャベチャ」。きっと調理の仕方がちがうんでしょうけど。


スイーツとは少々違うけど、この時期になると街角で売られている焼き栗。
季節を感じます。日本の天津甘栗が懐かしくなりますが、こちらの焼き栗はもっとシンプルに焼いただけです。年々、高くなるのはこのご時世仕方ないですけど、気軽に買いにくくなったなぁ。


Reikoさん、日本の秋のスイーツ、悩ましいです!!
東京のスイーツ、最先端の高級品からからデイリーな低価格のものまで、巾が広いですね。
日本て、なんて懐の広い国なんだろうって思うのはこういう時です。
プレミアムロール知っていますよ。たべたことないけど・・・
私はコージーコーナーのジャンボシュークリームが懐かしいです。


マジパン菓子もあれば、マカロンもある…。ノスタルジックな品ぞろえの「マヨルキーナ」


スペインのお菓子やさん、日本にも進出しているカカオ・サンパカのような有名店もありますが、昔からある老舗も健在ですね。週末や祭日の前などに行くと、なかなかの混みようです。
スペインの祭日は、宗教行事からくるものがほとんどなので、その行事のお菓子を買いに来る人も多いようですよ。日本だとお彼岸のおはぎみたいなものでしょうか。


では、ついでにマドリッドの老舗お菓子やさん、少しだけ紹介しましょう。
ソル広場にあるマヨルキーナ(mallorquuina)



どのお菓子も大きい!



オーダーするのもひと苦労のコミコミ


持ち帰るためにお菓子を買う人、ちょっと歩きながらの菓子パンを買う人、立ったままコーヒーとスイーツを楽しむ人達でいつも混みこみです。2階にはサロンもあります。
ここのスイーツ、どれも大きくて激甘です。典型的なスペインの昔からあるスイーツなんだろうなぁ・・と思いながら私も時々コーヒーとスイーツしに出かけます。
ただ、かなりスペイン人化しただろうと思われる私でもスイーツ1個完食は難しい・・・ので、誰かと1つをシェアする事が多いのです。


ソル広場からほど近いカサ・ミラ(casa mira)





ここはスペインのクリスマス菓子、トゥロンで有名です。
普段は菓子パンやお菓子、あらゆるスペインスイーツが揃っています。
ここはイートインできないので、美味しそうなのを見繕ってお持ち帰り。
あぁでもここも激甘!! でも、通りかかってショーウィンドウみるとついつい入ってしまうんです。

この他にも老舗のお菓子やさん、何軒もありますよ。
日本の甘さ控えめで繊細なスイーツ、スペインの最先端のお洒落なスイーツ、
どちらも狂おしく惹かれるのですが、なぜか捨てがたいスペインの老舗のスイーツ。
いつまでもこの激甘とたっぷり感のままなくならないで!!と思うのは
年齢から来るノスタルジーでしょうか。

チョコレート屋さんについては、次に続く・・・じゃダメかしら。

Miya




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