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スペインでもブーム!? ナタ(エッグタルト)に注目 [スイーツ]

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      東京ではポルトガル料理店「クリスチアーノ」がエッグタルト専門店がオープン

 

Miyaさま

台風一過で猛烈な暑さの東京です。エルニーニョ現象で当初は「冷夏」と予想されていましたが、その話はなかったことになったようです。今年も例年より暑い夏になりそうです。

東京に「クリスチアーノ」というポルトガル料理店があります。なかなか予約のとれないお店なので、まだ行っていません。「行った?」「私はまだ」「行ったよ、最高においしかった」「あのシェフ、タイ料理の店も出したんだって」…と、食いしん坊の間では似たような会話が交わされていると思います。「で、エッグタルトの店のほうは行った?」と聞かれ、どれにも行けてない私はがっくりしていました。すると、ある日友人が、「デパートの催事場に出店してたから買ってきたよ!」と、エッグタルトをおすそわけしてくれたんです!!

 

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バンコクの市場にもエッグタルト店がありました

 

パイ皮がサクサクして、カスタードはとろとろ。普通のパイよりザクザクしている感じなので、バターでははなく、ラードとかを使っているのかな? そういえば、タイに行ったときにも、市場にエッグタルト専門店が出ていました。やっぱりブーム再来? スペイン生まれと誤解されている方もいるみたいですが、ポルトガルなんですよね。でもお隣の国だから、スペインにも似たようなお菓子があるのかしら? やはり卵と牛乳でできたカスタードクリームのお菓子って、シンプルなだけにどの国にも似たようなお菓子がありますね。スペインにもクレーム・カタラナというプリンのようなデザートがありますね。フランスにもタルトにカスタードクリームのようなものを流し込んだフラン・ナチュールというお菓子があって、お菓子屋はもちろん、パン屋でもよく見かけます。もちろん日本でもプリンやカスタードクリームたっぷりのシュークリームは定番中の定番のおやつですものね。

スペインにエッグタルトはあるのでしょうか? または似たようなお菓子? カスタードクリームのお菓子もあれば知りたいです。

 

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サクサクとろとろのエッグタルト。古今東西嫌いな人はいないはず!

 

一度はつくってみたいエッグタルトですが、「パイ生地を渦巻き状にしてからスライスし、それを型に入れていく…」と本にあったのを読み、シンプルな味わいのお菓子こそ、手間がかかっているのだな、と諦めてしまいました。

そろそろスペインでは赤ワインのソーダ割り、「ティントデベラノ」がおいしい季節でしょうか? 今日は金曜日、私もティントデベラノで一杯やっちゃおうかしら。

では、よい週末を!

 

Reiko

 

from madrid to tokyo

 

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マドリードにできたナタ(エッグタルト)のチェーン店

Reikoさま

 

暑中お見舞い申し上げます。日本だと暑中お見舞いは終わって、もう残暑お見舞いでしょうか。どちらにしても夏の挨拶をしますね・・でも、最近のマドリードは、日中3738度まで気温が上がってはいますが、何となく夏の感じがしないのはなぜかなぁ。それでも、7月になるとスペインはバカンスシーズンとなり、私の店のある市場も閑散としてきます。ようやく日の傾き始める午後8時頃になるとテラスは人でいっぱい。夕食前のアペリティフやおしゃべりを楽しんでいます。

こんな時、私にも心に余裕ができるのか、何となく家で気になっていたレシピを試したり、気になっていた片付けをしたりします。で、なんと偶然にもReikoさんの書いていたエッグタルト( PASTEL DE NATA)を何度か試作しています。そう!これはポルトガルのお菓子です。スペインでは見たことがなかったのですが、最近マドリードにはチェーン店が出来ました。何度か買ってみたのですが、まぁまぁというところでしょうか。

 

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隣の国、ポルトガルもスペインに劣らず魅力的

 

実は私、大のポルトガルが好きで、数年前までは年に一度は旅行していました。なんでだろう…ポルトガルの人はスペイン人に比べると静かなんですよ、頑固だけど。同じイベリア半島なのにスペインのように乾いていなくて、ホッとするのです。そしてリスボンに行った時に必ず立ち寄るのが「CASA PASTEL DE BELEN」。このエッグタルト、修道院以外で初めて作ったのが、このベレン洋菓子店だそうです。ポルトガルに行くと街中のおかし屋さんやカフェでこのお菓子を食べることが出来ますが、ベレンと店の名前をつけているだけあって、一味違う気がします。

 

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天ぷらみたいなこれ、鶏卵素麺のルーツ、fios de obos(卵の糸)

 

ベレンのようにいきませんが、私はこんな風に作ります。市販のパイ生地を買って来て、固くぐるぐる巻きます。等分に切ったら麺棒で伸ばしてタルト型に貼り付けます。これでよりパイの層が増えますからサクサクにできるのですね。ポルトガルのものは、確かにバターではなく、ラードを使ってるかもしれませんね。

 

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Miyaさんは冷凍パイシートを使うそうです

 

次に鍋にミルクと生クリーム(NATA)、砂糖、小麦粉、卵黄、塩ひとつまみを入れてよくよく混ぜます。卵はできるだけ黄身の大きい良質なものを使うと出来上がりの色も味もグレードアップします。よく混ざったら、レモン汁を半個分、シナモンスティックを1本入れて弱火にかけ、混ぜ続けます。ふつふつと煮立って、しっかりしたとろみついたら出来上がり。そのまま冷やして下さい。後はタルト型に入れて200度のオーブンで焦げすぎないように焼くだけです。

 

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  おいしそう!Miyaさん作のエッグタルト

出来上がったらパウダーシュガーとシナモンパウダーを混ぜたものをかければポルトガルの味! さて東京のエッグタルトとくらべてみたらどうでしょうね。

 

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お菓子もあるけど、ピッツァやお惣菜もある!左のメニュー表に注目です

 

そうそうポルトガルでは、スペインのBARのような店はあまり見かけませんBAR文化はスペイン独特なんですね。そのかわり立ち飲みの酒屋やたくさんのカフェがあります。カフェには、このエッグタルトの他に各種のケーキや菓子パン、そしてコロッケまであるのです。コーヒーのお供に小さなクリームコロッケもありですよ。そしておかし屋さんの数もスペインよりずっと多い気がします。

キリスト教と一緒に日本に渡った食文化、カステラや天ぷらは有名ですが、鶏卵素麺のルーツもポルトガルなんですね、いつか事情が許せばポルトガルにも住んでみたいなぁ・・なんて、私密かに思っています。

今回はポルトガルへのバカンスを思い出してお便りしてみました。Reikoさんの今年のバカンスは?

 

 

Miya


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