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スペインの夏はフルーツづくし。ピエール・デ・サポって何? [スイーツ]

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日本ではお目にかかれない「パラグァジャ」。スペインの夏の味です 

Miyaさま



こんにちは。とうとう8月も後半入ってしまいました。夏は毎度の蒸し暑さの日本で、げんなりです。テレビの情報番組ではかき氷の名店がよく紹介されていますが、あんな大盛りのかき氷はもう無理、食べられません。真夏の楽しみと言えば、いろいろなフルーツを食べられることかな。



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数年前にフランスで見かけた、ペシュ・フラ。スペインのパラグァジャと同じですね 



Miyaさんはどんなフルーツが好きですか? 私は夏ならやっぱり桃! 日本の白桃のおいしさは、スペインをはじめ海外の人に自慢できると思います。一度、フランスで日本の白桃に似たペタンコにつぶれた桃をみたことがありますが、結局、食べる機会がありませんでした。先日行ったフランス料理店のランチには、ダージリンのジュレと凍らせた白桃のコンポートがデザートに出てきました。絶品!白桃は通常、ヴァニラの香りをかすかに感じるのですが、ダージリンと合せるとバラのような香りが漂い、一同大絶賛でした。



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堅いほどいい…とReikoは思うネクタリンと、バイオチェリー。チェリーみたいだけどプラムです



あと夏で楽しみなのはネクタリンです。できるだけ堅い、カリカリとした歯触りのものを探します。先日、表参道にあるアイスクリームケーキのお店「グラッシェル」(以前にもこのブログに登場しましたね)で、「バイオチェリー」という近未来的な響きを持つ、新種のフルーツのシャーベットをいただきました。ダークチェリーとプラムをかけあわせたものですが、生のそれはプラムそのもので果肉も黄色。でも、アイスクリームにするときれいなピンクになるのです(皮も入れるからかな)。ちなみにダークチェリーも大好物です。店頭に並ぶ時期がとても少ないので、八百屋さんの前を通るときは目を皿のようにして、あれば即買い。このストーカーぶりが功を奏して、今年はダークチェリーをたくさん食べることができました!



富良野の知人からはこの時期、メロンが届きます。イタリア料理のアンティパストで有名なのが生ハムメロンですが、スペインのおいしい生ハムも同じように食べたりするのでしょうか? 



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バカンスでフランスに帰郷している友人から「いちご自慢」のメールが届きました

そして、フランスに里帰りしている友人からは「最高!」というコメントともに、イチゴの写真が送られてきました!! この時期にイチゴ? うらやましいな。海外の人って、日本人ほどイチゴのランクが高くないでしょう? それはやっぱり1年中食べられるから? それともおいしくないから? まあ、タイなどに行くとりんごが11000円くらいで売っていて、お金持ちのフルーツになっていたりするから、国によってフルーツへの憧憬度、愛着度は違うのでしょうね。



Miyaさん、ぜひスペインのフルーツについて教えてください。スペインならではのフルーツってあるのですか? スペインに行ったときにぜったい食べたほうがいいものがあれば、ぜひ知りたいわ。



では残暑厳しい東京より愛をこめて。残り少ない夏をお楽しみください。



Reiko



 

from madrid to tokyo

 

 



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スペインの果物屋さん。スペインに行ったら、ぜひいろいろな種類を試してみて! 



Reikoさま



ほんとに気がついたらお盆も終わって、夏も終盤ですね。今年の夏は、仕事の都合でマドリードを離れることが出来ませんでした。お店の方は、市場もバカンスモードで暇になるので、できるだけのんびりとを開けていたのですが、8月14日から17日まで15日の祭日を挟んでお休みしました。どこにも出かけず、朝はプール、昼はワイン付き、食後はシエスタ…。書いてみると贅沢ですよね。バカンスに行ってもすることは同じなので、まあいいか。



そう、今回はフルーツでしたね。夏になると私は本当にたくさんフルーツを食べます。



スイカ、メロン、各種の桃やいちじく、マンゴーにキウィ等を毎日食べています。夏だけではないのですが、スペインの果物を見て一番に感じるのは、美味しさとその甘さ。今は時期ではないけれどザクロがこんなに甘いなんて、知りませんでした。日本にいる間は酸っぱいものだとばかり思っていたのです。



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これが夏においしいスペインのメロン、「カエルの皮膚」



その中でも夏に一番よく食べるのは、メロンかなぁ。スペインでメロンと言えばピエール・デ・サポ(piel de sapo)とよばれる素朴な少し瓜のような味のメロンです。1個がだいたい2kgから3㎏はありそうです。名前のピエール・デ・サポと言うのは「カエルの皮膚」のこと。皮がゴツゴツして色も蛙のようでしょ?



そして、果肉はしっかりしていてやや固めです。日本の高級メロンのような果汁いっぱいの香り高いものとは少々違いますが、スペインの夏には欠かせません。メロンのほとんどが水分ですが、ビタミンAEも含まれていて、身体の酸化を防ぐそうです。一週間、朝食をメロンだけにするとその利尿作用から毒素を排出して、シミの予防、コレステロールも下げてくれるのだそうです。…と言うのは雑誌からの知識ですが、確かに夏は身体も冷やしてくれるに最高の果物かもしれません。そして、サポはお値段も安いのです。



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ピエール・デ・サポの中身はこんな感じです



昔は、夏になるとトラックに山に詰んだスイカやメロンを道端で売っている人達をよく見かけました。「前の晩に畠から盗んできたジプシーだよ」なんて教えてくれるおじちゃんやおばちゃんもいましたが、とびきり安い投げ売りのメロンやスイカ、売れてましたね。マドリードの南にはこの時期になるとメロンとスイカの直売所のような場所もありました。ある年にそこで買って来たという大きなスイカを頂いたのですが、切ってみたらグズグズに熟れていてびっくり、なんて思い出もありました。



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パラグァジャ近影! 白桃に劣らないおいしさとか…食べたいなぁ



それからいろいろな種類の桃もよく食べます。黄桃やスモモもたくさんありますが、REIKOさんが書いていた潰れたような桃、「パラグァジャ(Paraguayoa)これが美味しいんです!甘くて香りもあり、ジューシー。日本の白桃にも近いかもしれません。



以前に調べた事があるのですが、この桃は日本では蟠桃は「ばんとう」と呼ばれていて中国が原産だそうです。そして旬は10月頃とか。もし東京で見つけることができたら。ぜひ試してみてくださいね。



ちなみに昨日の私の夕食は、いちじくをたくさんと桃が2個。それから美味しいオリーブオイルと塩をつけたパン。夏の夕食はほとんど私だけなので、こんなメニューばかりです。
色とりどりの果物に囲まれた食卓!夏の幸せを感じます。料理しなくてもいいしね。



Miya


タグ:スペイン
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