秋は摘みたて、搾りたてオリーブオイルの季節! [スペインの食材]
Miyaさま
オリーブ畑の様子、ステキですね! ちょうど少し前の映画ですが、
ダイアン・レイン主演の「トスカーナの休日」をみたところでした。アメリカ人の
主人公が、トスカーナの古い家を衝動的に買うのですが、そこにはオリーブ
畑があって、Miyaさんが訪ねた畑のように、ネットにオリーブを落として収穫
していました。今でこそ、日本でも庭にオリーブの木を植えたり、ベランダに
鉢植えを置いたりする人は少なくないですが、10年前…いえ、20年前くらい
にはおつまみにオリーブを食べるなんて浸透していなかったし、ましてやオリ
ーブのなる木を日本で見られるなんてめったにないことだったと思います。
今ではオリーブオイルといえば、エキストラ―ヴァージン。当初はイタリア産
が多かったのですが、今ではスペイン産、ギリシャ産、トルコ産なども手に入
るようになりました。オリーブオイルの生産量でいうとスペインが世界一なん
ですよね! 揚げ物やお菓子にまで使っているなんて羨ましいです。今では食
の雑誌でもオリーブオイルの使い分けを特集したり、パティシエがオリーブオ
イルのジェラートやチョコレートなどに使うことも珍しくありません。
先日、イタリア料理店でオリーブオイルの「ノヴェッロ(初摘みオリーブ)」を
いただく機会がありました。青々とした風味、舌にピリッとくる辛味で、言っ
てみれば「やんちゃ」な味が印象的でした。そのときは、トーストした田舎パ
ンにたっぷりと染み込ませて食べたのですが、たまらないおいしさでした。
私もお料理以外にクッキーに使うことがあります。サクサクの食感、ほんのり
青い実の香りが感じられ、なかなか個性的でやみつきなクッキーになります。
そしてフォカッチャにもたっぷりのオリーブオイルをふりかけて焼くのですが、
天板に溜まるくらいの量を振りかけるにはやや手頃なものを使います。なぜか
スペインのオリーブオイルは安いので、フォカッチャ用に買うことが多いです。
Miyaさんの手紙にあったピメントンを使った赤いパエジャ、パイナップルと
マンゴーのオリーブオイルマリネ!
オリーブオイルで天ぷら! 醤油との相性もいいオリーブオイル。オリーブオイルでタコと米を炒めて炊く、“タコ飯”
もときどき無性に食べたくなるメニューです。
食い気ばっかりが暴走してしまいますが、オリーブ畑が広がるヨーロッパの風
景は、やはり日本では見られない、心躍る風景です。ああ、見に行きたい!2016
年はきっとMiyaさんを訪ねます。オリーブ畑を見て、市場を見て、バルを巡
って、ワインをたんまり飲む。実現できるように祈っていてくださいね。
来年もおいしいお話ができたらいいな! どうぞよろしくお願いします!
Reiko
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