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ソパ・デ・アホをつくろう! スペインのにんにくスープ [スペイン料理レシピ]

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新春スペイン料理第一弾「ソパ・デ・アホ」。パプリカが決めてです!
 
 
Miyaさま

あけましておめでとうございます。今年もスペインのおいしい情報教えてくださいね。
さて新年にあたり、やはり今年の目標などを宣言してみたいと思います。Miyaさ
んとの手紙のやりとりもそろそろ4年を迎えるというのに、スペイン語の勉強を
まったくしていないというのはいかがなものか? 学生時代に勉強したので、ほ
んの少しは基礎があるのだから、もっと勉強すべきではないか? ということで、
今年は動画を使って、スペインのレシピを覚えつつ、スペイン語にも慣れていこ
うと思います。
 
 
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修道院のふたりのシスターがスペイン料理を教えてくれるシリーズ動画です 
 

第一弾は「Sopa de Ajo(ソパ・デ・アホ)」。日本もようやく寒くなってきたので、
にんにくのスープで体の中から温まろうと思います。参考にした動画はこちら。
修道院の若手シスター、リリアアナさんと、重鎮(と思われる)シスター・ベアト
リスが先生です。

仏教では「五葷(ごくん)」といって、ねぎやにんにくなど香りの強い食材は避け
られるようですが、キリスト教はそういう縛りはないんですね。それにスペイン
料理にアホ(=にんにく)がなくっちゃ始まらない!でしょ? スペイン語は日
本人にも学びやすい言葉だと思います。何しろ母音がアイウエオと日本と同じで
(あくまでも私の少ないスペイン語知識において)、アホとか、ペロ(スペルは
違うが犬と英語のbutの意味)とか、ポコ(ちょっと)とか、とても親しみやすい
のです。
 
では、ソパでアホの材料です。
 
 
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パン(バゲットのようなもの)1/4本…薄切り
オリーブオイル 1/2カップ
ニンニク 6片…薄切り
パプリカ 大さじ1
ハモン・セラーノ 75g…細切れ
ローリエ 1枚
卵 4個
塩 適量

あとは動画で2人の様子を見ていれば、簡単にできるはずです。しかし、最初か
らつまずきました。深めのフライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを加え
て軽く炒めて、次いでパンを2切れだけ入れるのです。両面に焼き色を付けたら、
これを皿に取り出しています。あとのパンはどうなっちゃうの?
 
 
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オリーブオイルで炒めたニンニクの中にパプリカを入れます。焦げないように火からはずしていますね 
 
 
しかし料理は続く。にんにくが色づいたら、パプリカをここ入れて炒めます。さ
らに残りのパン(出てきた!)、ハモン・セラーノを加えて炒め、お水、塩(小さ
じ1弱)を入れたら、少し煮込みます。だしとなるのは、ハモン・セラーノのよ
うですが、残念ながら手元にありませんので、固形スープを使用。
 
 
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さて、動画の6分30秒くらいからは、煮込み時間を利用して2人がお話しをし
ます。どうやら、冒頭にシスター・ベアトリスが来ていたマントの話のよう。そ
して、およそ3分後に卵を1個ずつ加え、その都度、かきまぜて“かきたま”状
態にしたら、最後にローリエを1枚加えて、少し煮て完成。最初に焼いておいた
2枚のパンは、スープに添えるパンだったんです! 

今回、覚えたいスペイン語はajo(にんにく)、huevos(卵)。それから、会話と
会話の間によく「bueno」というのが入ります。これは「いいわね」っていう意味
ですか? それから、マントの話のあとに「オーチョミニートス」とシスター・
リリアナが言っています(9分57秒頃)。これって、スープを煮込む時間かしら? 
違うのかな~。意味はほとんどわかりませんが、ときどき知っている単語が聞き
取れるとうれしいですね。
  
 
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スペインのパプリカ。スモーキーななんともおいしい香りです。オリーブオイルもスペイン産を使いました
 
  
初のソパ・デ・アホのお味は! 「サイコー」のひとことにつきます。スペイン
で買ってきたパプリカのせいなのでしょうか? スペインのあの独特のおいしい
味の正体はパプリカだったと、遅ればせながら気づきました。簡単にできて、体
のあったまるこのスープ。私の定番になりそうです。ただし、パプリカは辛いタ
イプを使ったので、本来の味とは違うかもしれませんが、このイノシン酸的旨み
と辛味はやみつきになるおいしさです。

今日の寒さをソパ・デ・アホで乗り切りましたが、スペインで寒いときに食べる
ものってなんですか? Miyaさんのお気に入りを教えてくださいね。


Reiko
 
 
from madrid to tokyo 
 
 

スペインのスパークリング、カヴァ! リゾットにしてもおいしい! [スペイン料理レシピ]

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カヴァはお好き? カヴァを飲みながら、カヴァを使った料理をしましょう♪?
 
 
Miyaさま

マドリードはミモザ、アーモンドの花の時期でしょうか? 日本は梅が散り、
桜の開花が待ち遠しい季節です。今日、新聞にCREA TRAVELのスペイン特
集の発売が載っていました。Miyaさんとやりとりをしていると、スペインが身
近に感じられ、さらに「今、スペインが熱いんじゃないか」と思ってしまいま
す。
 
 
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深谷ねぎをたっぷりもらったので、「ネギージョ」つくってみました?
 
 
一瞬の思いつきじゃないんですよ。先日、池袋にある「肉酒場エコヒイキ」と
いう居酒屋に行ったんです(余談ですが、今年も日本は“肉”食になりそう)。
看板メニューはシュラスコなのですが、おつまみの人気は「ネギージョ」。わか
るかしら? ネギのアヒージョなんです。

ひと昔前に「スペインの食べ物といったら?」と聞けば、たいていの人が「パ
エリア」と答えたことでしょう。ところがバルがブームになり、すっかりオシ
ャレな居酒屋的に定着した今なら、同じ質問にも「アヒージョ」「タパス」「カ
ヴァ」「イベリコ豚」などという答えが飛び出すはずです。


Miyaさんがレシピを教えてくれた「カジョス」の回はアクセス数がかなり伸び
ました。スペイン料理が親しまれ、もっとよく知りたいと思っている証拠ですね。
この間、テレビで見たのですが、マッシュルームに楊枝が2本クロスしている
料理(名前を忘れました)はあの2本を上手に利用して、笠の中のソースを味
わってからマッシュルームを食べるって初めて知りました!
 
 
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こちらもスペインにはない「タコとじゃがいものアヒージョ」?
 
 
アヒージョに戻りますが、あるコーヒーチェーンのサンドイッチには「アヒー
ジョソースで和えたエビ」なんてのもあります。その正体はガーリックとアン
チョビを入れたオイルで和えたものでした。私もなんちゃってアヒージョは最
近の石窯パーティの常連です。これはタコとじゃがいも。ガリシア風??

そして、こちらはいただいたネギがたくさんあるので、エコヒイキの真似をし
てみた。ネギのアヒージョです。

Miyaさん、アヒージョって家庭でもつくるものなのですか? 定番はやっぱり
エビ? 材料はオリーブオイルとニンニクとアンチョビだけでいいのかしら? 
こうして書いていると、シュワシュワ(=カヴァ)が飲みたくなってきた! シ
ュワシュワに一番合うおつまみってなんですか? お返事、楽しみにしていま
す。

Reiko

 
 
from madrid to tokyo


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カヴァのリゾット ケチらず、たっぷり入れるのがおいしさのポイント
 
 
Reikoさま

この数日、日中は23度にもなったマドリードですが、今日あたりからまた寒
さが戻ってきました。3月にはまるで5月のような天気になったり、5月なの
に3月みたいに肌寒くなったりするのは普通です。そしてセマナ・サンタ(イ
ースター)は、いつも天気が悪いのです。さて今年はどうかな。

ところで、日本ではアヒージョがはやっているのですか? そういえばよく聞
きますね、そのワード。それにしても、エビとマッシュルームのアヒージョし
か知らない私にはネギのアヒージョなんて、驚きです。そして、アンチョビも
使うのですね。試してみたーい。
 
 

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これがアヒージョに使う陶器「カスエラ」。Miyaさん所有?
 
 
スペインのアヒージョはにんにくとオリーブオイル、イタリアンパセリと塩だ
けなので、びっくりです。
アヒージョって、オイルが美味しいですよね。ぐつぐつ煮立ったオイルにパン
を浸して、食べるともうやめられません。私がよく行くBARはエビのタパス
の専門店で、ここにはアヒージョ食べに出かけるようなものです。家で作るこ
ともありますよ。専用のカスエラ(耐熱用陶器)もあります。

Reikoさん、カヴァがお好きなんですね。私も実は大好きです! 外でのいっ
ぱい飲むのもいいですが、家でカヴァを飲むときには定番になっている料理を
教えますね。


① まずは鍋にオリーブオイルを2回まわし入れて、みじん切りの玉ねぎを
  1個分入れたら弱火にかけます。
② 透き通っきたらリゾット用米200gも入れて、焦がさないように炒めます。
③ 全体にオイルが回ったら、カヴァを思い切って500cc。残りのカヴァを
  飲みならが(♪)、ゆっくり混ぜてアルコールを飛ばします。水分が飛んで
  煮詰まってきたら、鶏がらスープ1リットルを数回に分けて混ぜながら、
  25分位。ここで、もし鶏がらスープに塩が入っていなければ少々塩を加え
  てください。でも本当に少量ね。
④ 米がアルデンテになる寸前に生クリーム100cc,粉チーズ100g加えたら出来上がり。
 
 
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リゾット用のお米
 
 
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くつくつ煮えておいしそー。仕上げは生クリームと粉チーズ
 
 
作りながらオリーブの実などつまみながらカヴァを飲むので、出来上がること
にはちょうどいい気分になっています。

これもキッチンドランカーっていうのでしょうか!?


Miya

極上トルティージャをつくろう!! [スペイン料理レシピ]




スペイン風オムレツというと、いろんな具が入っていて、こんなイメージ…


Miyaさま


こんにちは、Miyaさん。 立秋も過ぎたと言うのに、日本には再び猛暑がもどってきてしまいました。
なのに、食欲は残念ながら落ちません!


8月1日は恒例の横浜の花火大会がありました。妹の友人宅からみられるというので、
会社勤めではない私と妹は、料理を作ってみんなにふるまうことにしました。
といっても、私はなんにもしていませんが。



これは私のスペイン料理本。1989年刊行。とてもいい本


スペイン料理の本を取り出した妹は、ちょっと淋しい冷蔵庫の中身を確認後、
「トルティージャ」をつくることにしました。卵とじゃがいもがあればできますからね! 
ところがその料理本を見てみると、ホウレン草のトルティージャ、
えびのトルティージャも載っているのに、
よく日本で「スペイン風オムレツ」という名で紹介されている、
じゃがいも、ベーコン、ピーマンなどいろいろな具材が入っているものはなかったのです。
しかもジャガイモは角切りではなく、薄切り。

スペイン風オムレツ=じゃがいもの入った丸い卵焼きというイメージは、
本邦でもだいぶ普及していますし、料理通の人ならトルティージャという言葉も知っているでしょう。
そして、メキシコ料理のタコスの皮「トルティーヤ」ともあまり混同されていないはず。
でも、スペインのトルティージャの基本具材が何かというのが、実はわかっていないのかも。
(ちなみに、私の料理本によると、かつて新大陸を求めメキシコに渡ったスペイン人は、
とうもろこし粉でできたトルティーヤに感銘を受け、母国に戻ってトルティージャをつくったとか)



カツオのトルティージャにエビのトルティージャ。でもミックスはない


そこで、Miyaさんに聞きたい! トルティージャの基本具材はなんですか? 
他にどんなバリエーションがありますか? 
日本では(うちの妹だけかしら?)、トマトケチャップを添えたりもしますが、
何かソースのような相棒的存在はありますか? 
トルティージャが食べられるのは、やっぱりバルかしら?
スペインに行ったときにバルめぐりに連れて行ってもらいました。
そのとき、「ここではトルティージャを中心に楽しんでくださいね」と教えてもらいました。
でも、そんなにバリエーションがなかったような印象。

Miyaさんのおすすめのトルティージャの具があれば教えてくださいね。
持ち寄りパーティのときに、「おっ」と言ってもらえるトルティージャをつくりたいな。
サングリアなんかと一緒に食べたいですね。
そうそう、サングリアの話もいずれ聞きたいです。

では、お返事お待ちしています。


Reiko


from madrid to tokyo



マドリードにあるその名も「ラ・トルティージャ」。ファストフード系バルだとか


Reikoさま


8月になるとマドリードはレストランや店舗もしまり、
VACACIONES(バカンス)の張り紙が目立ちます。 交通量も減り、
オフィス街も閑散としています。7月と違って風も吹き、しのぎやすさを感じます。
そしてバカンスに行かない居残り組は、「8月はマドリードにいるに限る」と言います。
私も今年は諸事情により居残りを余儀なくされました。 ま、静かなマドリードもよいものです。
なんとなく既に夏の終わりを感じてしまいますが。

ところで、今回はトルティージャですね。
TORTILLA ESPAÑOLA (スペイン風オムレツ)は,よく食べますよ!
確かに、TORTILLA(トルティージャ)といえばじゃがいも入りが一般的。
具のバリエーションって、そういえば見ませんねぇ。ケチャップもソースもつきません。
これって、きっと味付けが日本より濃いからなのかもしれません。
あ!でも時々行くアストリアス地方の店は赤ピーマンが入っていました。



バスク地方のケーキ仕立てのトルティージャ


具材ではないですが、面白いトルティージャにお目にかかったことがあります。
何年か前にバスクのビクトリアに旅行したとき、じゃがいも入りトルティージャに、
マヨネーズをぬってハムやゆでた海老に野菜、そしてまたトルティージャでサンド。
驚きでした。断面はまるでショートケーキ。これだけでお腹いっぱいでした。
何軒かのバルやレストランで見ましたが、マドリードではお目にかかったことがありません。
苺の代わりにプチトマトをはさんだ、ショートケーキ仕立てのトルティージャ。
パーティの一品にどうでしょうか?

さて、トルティージャは家庭でも作るし、バルでもレストランでも、
スーパーに行けば出来合いにも出会えます。 言ってみれば、そう「スペインの国民食」ですね。
地方によっても少しずつ特徴があります。
例えば北ではとろとろの半熟状、南は、気候のせいかしっかり中まで火を通します。
バスク地方の友人があそびに来たとき、タパスのトルティージャを食べて、
「なんでこんなに固く作るんだ!中身がトロトロじゃなくちゃ、トルティージャじゃあないよ!」と
言っていたのが印象的でした。 それまで私はしっかり焼くものと思っていましたから。
でもね、マドリードにもとろとろのトルティージャが名物の店があるんです。
以前に仕事でバル見学をしたときに、厨房で作り方を見せてもらいました。
トロトロに作るためには卵の溶き方に工夫があり、
バルのように作り置いて切り分けるのではなく、
注文が入ったら少し小さめのフライパンで焼き上げていました。



こんなトルティージャをおうちでもつくりたい!!


私もときどき家で作りますが、なかなかうまく出来ませんでした。
そこで、美味しいトルティージャづくりの名人、
ガリシア人のホセフィーナに 作り方を教わったことがあります。


★ホセフィーナのトルティージャ★

① じゃがいもの皮をむき、まな板を使わずに厚めのささがきのようにナイフで切る…というか削る。 
  玉ねぎも同じように。
② たっぷりのオリーブオイルでこの2つを揚げ煮する。温度は低めで、かき回しながら。  
  火が通ったら取り出す。じゃがいもも玉ねぎもしんなりして、油を吸った状態。  
  塩を強めに振って味を整える。
③ ボールに卵を割りいれて勢いよくかき回したら、じゃがいもと玉ねぎをいれ、  
  油を切った②のフライパンに流し入れて焼く。  
  ゆっくりとフライパンを揺すりながら卵が固まってきたら、ひっくり返して裏面も焼く。


彼女曰く、「綺麗に作りたかったら卵を多めに溶いて、ひっくり返す前に皿にとって、
もう一度卵を流した上にひっくり返せば良いのよ」です。 彼女に作るこのトルティージャ絶品なんです。
ポイントは2つ、じゃがいもを不揃いな大きさに切り分ける、たっぷりオイルを使うこと。
じゃがいもと卵の一体感としっとり感、最高ですよ。



目からウロコのおいしさ! ティントデベラノ


ついでに、飲み物は、TINTO DE VERANO(ティントデベラノ・夏の赤ワイン)もお勧めです。
グラスに氷をいれ、強めの赤ワインをファンタレモンで割ったら出来上がり。
レモンやオレンジスライスを浮かべたら上等です。サングリアより簡単でしょ。
これは缶入りをはじめ2Lのペットボトル入まで売っているくらいの定番です。

横浜の花火大会か…私も鎌倉の花火大会が懐かしいです。


Miya



サルモレッホ! 夏はトマトでスペインの味 [スペイン料理レシピ]



ゆで卵を浮かべるのが定番の「サルモレッホ」



Reikoさま

マドリードより
暑中お見舞い申し上げます。

暑いですね!
日本も猛暑と聞いていますが、夏バテしていませんか?

こちらは、日中35℃、先週は38℃まで上がりました。
ただマドリードは乾燥しているので日陰に入ると涼しいのです。
朝起きると窓をいっぱいにあけて涼しい空気を取り入れ、日が昇ってくると窓を閉めて、
日中日差しの入る窓にはブラインドも下げます。すると室内の空気は涼しいまま。
暑いと窓を開けたくなる日本とは少し違いますね。

外を歩いていても、あまりにも暑い時はバルに行くのもいいですが、
ふらっと教会に入るのも有効です。天井も高くて石造りで、ひんやりと涼しいですよ。



スペインのトマトは形も大きさもさまざま

さて、そんな暑さにスペインの定番は、やっぱり

「ガスパチョ」と「Salmorejo サルモレッホ」

ガスパチョは日本でも知られていると思いますが、サルモレッホはどうでしょう?
材料は、完熟トマトとオリーブオイル、にんにく、塩、ビネガーとパン。
ガスパチョにはきゅうりやピーマンを使いますが、サルモレッホはトマトだけだから、
より気軽に作れるかも。

パンの量も多くて、とろりとしていてスープというよりクリームですね。
このサルモレッホは、パンにつけて食べたり、料理のソースのように使うこともあります。
トッピングはゆでたまごや生ハムをみじん切りにしたもの。
私はアーモンドのスライスやみじんに切ったものを加えることもあります。
猛暑で野菜は高騰と新聞に書いてありましたが、熟れ過ぎて見切り品となった
安売りトマトを見つけたらぜひお試しを。



生ハムがのっていて、おいしそうサルモレッホ!!

【サルモレッホのつくりかた】

・ 完熟トマト 3個
・ バケット  6cmくらい
・ オリーブオイル 100cc
・ にんにく 1片
・ ビネガー 大 1 
・ 塩 少々

皮を向いて種を撮ったトマトは適当な大きさに切る。バケットも同じように切って、
にんにくは潰してみじん切りにしたらすべてボウルに。軽く混ぜてパンがしっかり湿ったら、
オリーブオイルと一緒にミキサーに入れてクリーム状になるまで回して下さい。
更にビネガーと塩を加えて回したら出来上がり!冷蔵庫で冷やしてから召し上がれ。

ビタミン、リコピンが豊富なトマト、たくさん食べて夏バテ防止しましょうね。


Miya


from madrid to tokyo




横浜の実家ではプチトマトが毎年、たくさん獲れます


Miyaさま


Miyaさん、スペインも厚い暑いみたいですね。暑中お見舞い申し上げます!
ところによっては豪雨の続いた梅雨、そして早々とやってきた猛暑で、
葉野菜の値段、厳しいです。でも、うちの冷蔵庫には溢れるほどにトマトが詰まっています。
実家で栽培しているトマトがどっさり届いたのです。



エクセルシオール、思いきったなと思わせるメニュー


トマトづくしの数日が続くなか、製菓関係の取材先で「今、注目されているお菓子の
素材はトマトですよ!」と聞き、なるほど周りを見回すと、そんな傾向もあるように思いました。
 これは、エクセルシオールカフェが出しているトマトのフローズンドリンク。
バジルを入れた塩味のドリンクは、塩分を奪われる夏にはぴったりですね。
リコピンはもちろん、旨み成分グルタミン酸も含んでいるし。

トマトはスペイン語だと「tomate」ですが、イタリア語だと「pomodoro」と“金のりんご”という
意味の言葉になっているし、フランスでは「愛のリンゴ(pomme d’amour)」と呼ばれていたことも
あったらしいです。ヨーロッパでは特に好まれる野菜のひとつではなのでしょう。



日本のスーパーでも、トマトのバラエティは驚く豊かさ

日本でもトマトの品種改良が進み、今ではスーパーの野菜棚はこんなかんじです。
すごい! 冷蔵ケース1本分だ!と思っていたら、裏の冷蔵ケースもトマト専用でした。



2年前に食べたデザートですが、トマトのコンフィとメレンゲ。傑作!


トマト菓子に戻りますが、私がとても感動したのが、「リベルターブル」という
デザートレストランのトマトのコンフィとトマトのメレンゲ菓子。
トマトジュースと砂糖、卵白だけで(と思う)できているのですが、
甘いあまいメレンゲ菓子がトマトのおかげで酸味が加わり、大人のおやつに昇華したものです。

「ヘルシー」、「オーガニック」、「アンチエージング」というのが、
お菓子の世界でも注目される日本で、今年はますますトマト菓子が増えるかもしれませんね。

さて、今晩のトマト料理は何にするかな。
お値打ちするぎる新宿のフレンチ「クレッソニエール」の「トマトファルシ」をまねてみようしら?
ちなみに、お昼はツナ入りケッカソースの冷製パスタでした。
冷蔵庫に常備しているプチトマトのハチミツ漬けで、夏バテに負けない気持ちでがんばります。


Reiko
 

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