スペインの夏はフルーツづくし。ピエール・デ・サポって何? [スイーツ]
日本ではお目にかかれない「パラグァジャ」。スペインの夏の味です
Miyaさま
こんにちは。とうとう8月も後半入ってしまいました。夏は毎度の蒸し暑さの日本で、げんなりです。テレビの情報番組ではかき氷の名店がよく紹介されていますが、あんな大盛りのかき氷はもう無理、食べられません。真夏の楽しみと言えば、いろいろなフルーツを食べられることかな。
数年前にフランスで見かけた、ペシュ・フラ。スペインのパラグァジャと同じですね
Miyaさんはどんなフルーツが好きですか? 私は夏ならやっぱり桃! 日本の白桃のおいしさは、スペインをはじめ海外の人に自慢できると思います。一度、フランスで日本の白桃に似たペタンコにつぶれた桃をみたことがありますが、結局、食べる機会がありませんでした。先日行ったフランス料理店のランチには、ダージリンのジュレと凍らせた白桃のコンポートがデザートに出てきました。絶品!白桃は通常、ヴァニラの香りをかすかに感じるのですが、ダージリンと合せるとバラのような香りが漂い、一同大絶賛でした。
堅いほどいい…とReikoは思うネクタリンと、バイオチェリー。チェリーみたいだけどプラムです
あと夏で楽しみなのはネクタリンです。できるだけ堅い、カリカリとした歯触りのものを探します。先日、表参道にあるアイスクリームケーキのお店「グラッシェル」(以前にもこのブログに登場しましたね)で、「バイオチェリー」という近未来的な響きを持つ、新種のフルーツのシャーベットをいただきました。ダークチェリーとプラムをかけあわせたものですが、生のそれはプラムそのもので果肉も黄色。でも、アイスクリームにするときれいなピンクになるのです(皮も入れるからかな)。ちなみにダークチェリーも大好物です。店頭に並ぶ時期がとても少ないので、八百屋さんの前を通るときは目を皿のようにして、あれば即買い。このストーカーぶりが功を奏して、今年はダークチェリーをたくさん食べることができました!
富良野の知人からはこの時期、メロンが届きます。イタリア料理のアンティパストで有名なのが生ハムメロンですが、スペインのおいしい生ハムも同じように食べたりするのでしょうか?
バカンスでフランスに帰郷している友人から「いちご自慢」のメールが届きました
そして、フランスに里帰りしている友人からは「最高!」というコメントともに、イチゴの写真が送られてきました!! この時期にイチゴ? うらやましいな。海外の人って、日本人ほどイチゴのランクが高くないでしょう? それはやっぱり1年中食べられるから? それともおいしくないから? まあ、タイなどに行くとりんごが1個1000円くらいで売っていて、お金持ちのフルーツになっていたりするから、国によってフルーツへの憧憬度、愛着度は違うのでしょうね。
Miyaさん、ぜひスペインのフルーツについて教えてください。スペインならではのフルーツってあるのですか? スペインに行ったときにぜったい食べたほうがいいものがあれば、ぜひ知りたいわ。
では残暑厳しい東京より愛をこめて。残り少ない夏をお楽しみください。
Reiko
スペインの果物屋さん。スペインに行ったら、ぜひいろいろな種類を試してみて!
Reikoさま
ほんとに気がついたらお盆も終わって、夏も終盤ですね。今年の夏は、仕事の都合でマドリードを離れることが出来ませんでした。お店の方は、市場もバカンスモードで暇になるので、できるだけのんびりとを開けていたのですが、8月14日から17日まで15日の祭日を挟んでお休みしました。どこにも出かけず、朝はプール、昼はワイン付き、食後はシエスタ…。書いてみると贅沢ですよね。バカンスに行ってもすることは同じなので、まあいいか。
そう、今回はフルーツでしたね。夏になると私は本当にたくさんフルーツを食べます。
スイカ、メロン、各種の桃やいちじく、マンゴーにキウィ等を毎日食べています。夏だけではないのですが、スペインの果物を見て一番に感じるのは、美味しさとその甘さ。今は時期ではないけれどザクロがこんなに甘いなんて、知りませんでした。日本にいる間は酸っぱいものだとばかり思っていたのです。
その中でも夏に一番よく食べるのは、メロンかなぁ。スペインでメロンと言えばピエール・デ・サポ(piel de sapo)とよばれる素朴な少し瓜のような味のメロンです。1個がだいたい2kgから3㎏はありそうです。名前のピエール・デ・サポと言うのは「カエルの皮膚」のこと。皮がゴツゴツして色も蛙のようでしょ?
そして、果肉はしっかりしていてやや固めです。日本の高級メロンのような果汁いっぱいの香り高いものとは少々違いますが、スペインの夏には欠かせません。メロンのほとんどが水分ですが、ビタミンAやEも含まれていて、身体の酸化を防ぐそうです。一週間、朝食をメロンだけにするとその利尿作用から毒素を排出して、シミの予防、コレステロールも下げてくれるのだそうです。…と言うのは雑誌からの知識ですが、確かに夏は身体も冷やしてくれるに最高の果物かもしれません。そして、サポはお値段も安いのです。
昔は、夏になるとトラックに山に詰んだスイカやメロンを道端で売っている人達をよく見かけました。「前の晩に畠から盗んできたジプシーだよ」なんて教えてくれるおじちゃんやおばちゃんもいましたが、とびきり安い投げ売りのメロンやスイカ、売れてましたね。マドリードの南にはこの時期になるとメロンとスイカの直売所のような場所もありました。ある年にそこで買って来たという大きなスイカを頂いたのですが、切ってみたらグズグズに熟れていてびっくり、なんて思い出もありました。
パラグァジャ近影! 白桃に劣らないおいしさとか…食べたいなぁ
それからいろいろな種類の桃もよく食べます。黄桃やスモモもたくさんありますが、REIKOさんが書いていた潰れたような桃、「パラグァジャ(Paraguayoa)」これが美味しいんです!甘くて香りもあり、ジューシー。日本の白桃にも近いかもしれません。
以前に調べた事があるのですが、この桃は日本では蟠桃は「ばんとう」と呼ばれていて中国が原産だそうです。そして旬は10月頃とか。もし東京で見つけることができたら。ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに昨日の私の夕食は、いちじくをたくさんと桃が2個。それから美味しいオリーブオイルと塩をつけたパン。夏の夕食はほとんど私だけなので、こんなメニューばかりです。
色とりどりの果物に囲まれた食卓!夏の幸せを感じます。料理しなくてもいいしね。
Miya
スペインでもブーム!? ナタ(エッグタルト)に注目 [スイーツ]
東京ではポルトガル料理店「クリスチアーノ」がエッグタルト専門店がオープン
Miyaさま
台風一過で猛烈な暑さの東京です。エルニーニョ現象で当初は「冷夏」と予想されていましたが、その話はなかったことになったようです。今年も例年より暑い夏になりそうです。
東京に「クリスチアーノ」というポルトガル料理店があります。なかなか予約のとれないお店なので、まだ行っていません。「行った?」「私はまだ」「行ったよ、最高においしかった」「あのシェフ、タイ料理の店も出したんだって」…と、食いしん坊の間では似たような会話が交わされていると思います。「で、エッグタルトの店のほうは行った?」と聞かれ、どれにも行けてない私はがっくりしていました。すると、ある日友人が、「デパートの催事場に出店してたから買ってきたよ!」と、エッグタルトをおすそわけしてくれたんです!!
パイ皮がサクサクして、カスタードはとろとろ。普通のパイよりザクザクしている感じなので、バターでははなく、ラードとかを使っているのかな? そういえば、タイに行ったときにも、市場にエッグタルト専門店が出ていました。やっぱりブーム再来? スペイン生まれと誤解されている方もいるみたいですが、ポルトガルなんですよね。でもお隣の国だから、スペインにも似たようなお菓子があるのかしら? やはり卵と牛乳でできたカスタードクリームのお菓子って、シンプルなだけにどの国にも似たようなお菓子がありますね。スペインにもクレーム・カタラナというプリンのようなデザートがありますね。フランスにもタルトにカスタードクリームのようなものを流し込んだフラン・ナチュールというお菓子があって、お菓子屋はもちろん、パン屋でもよく見かけます。もちろん日本でもプリンやカスタードクリームたっぷりのシュークリームは定番中の定番のおやつですものね。
スペインにエッグタルトはあるのでしょうか? または似たようなお菓子? カスタードクリームのお菓子もあれば知りたいです。
サクサクとろとろのエッグタルト。古今東西嫌いな人はいないはず!
一度はつくってみたいエッグタルトですが、「パイ生地を渦巻き状にしてからスライスし、それを型に入れていく…」と本にあったのを読み、シンプルな味わいのお菓子こそ、手間がかかっているのだな、と諦めてしまいました。
そろそろスペインでは赤ワインのソーダ割り、「ティントデベラノ」がおいしい季節でしょうか? 今日は金曜日、私もティントデベラノで一杯やっちゃおうかしら。
では、よい週末を!
Reiko
Reikoさま
暑中お見舞い申し上げます。日本だと暑中お見舞いは終わって、もう残暑お見舞いでしょうか。どちらにしても夏の挨拶をしますね・・でも、最近のマドリードは、日中37、38度まで気温が上がってはいますが、何となく夏の感じがしないのはなぜかなぁ。それでも、7月になるとスペインはバカンスシーズンとなり、私の店のある市場も閑散としてきます。ようやく日の傾き始める午後8時頃になるとテラスは人でいっぱい。夕食前のアペリティフやおしゃべりを楽しんでいます。
こんな時、私にも心に余裕ができるのか、何となく家で気になっていたレシピを試したり、気になっていた片付けをしたりします。で、なんと偶然にもReikoさんの書いていたエッグタルト( PASTEL DE NATA)を何度か試作しています。そう!これはポルトガルのお菓子です。スペインでは見たことがなかったのですが、最近マドリードにはチェーン店が出来ました。何度か買ってみたのですが、まぁまぁというところでしょうか。
実は私、大のポルトガルが好きで、数年前までは年に一度は旅行していました。なんでだろう…ポルトガルの人はスペイン人に比べると静かなんですよ、頑固だけど。同じイベリア半島なのにスペインのように乾いていなくて、ホッとするのです。そしてリスボンに行った時に必ず立ち寄るのが「CASA PASTEL DE BELEN」。このエッグタルト、修道院以外で初めて作ったのが、このベレン洋菓子店だそうです。ポルトガルに行くと街中のおかし屋さんやカフェでこのお菓子を食べることが出来ますが、ベレンと店の名前をつけているだけあって、一味違う気がします。
天ぷらみたいなこれ、鶏卵素麺のルーツ、fios de obos(卵の糸)
ベレンのようにいきませんが、私はこんな風に作ります。市販のパイ生地を買って来て、固くぐるぐる巻きます。等分に切ったら麺棒で伸ばしてタルト型に貼り付けます。これでよりパイの層が増えますからサクサクにできるのですね。ポルトガルのものは、確かにバターではなく、ラードを使ってるかもしれませんね。
次に鍋にミルクと生クリーム(NATA)、砂糖、小麦粉、卵黄、塩ひとつまみを入れてよくよく混ぜます。卵はできるだけ黄身の大きい良質なものを使うと出来上がりの色も味もグレードアップします。よく混ざったら、レモン汁を半個分、シナモンスティックを1本入れて弱火にかけ、混ぜ続けます。ふつふつと煮立って、しっかりしたとろみついたら出来上がり。そのまま冷やして下さい。後はタルト型に入れて200度のオーブンで焦げすぎないように焼くだけです。
出来上がったらパウダーシュガーとシナモンパウダーを混ぜたものをかければポルトガルの味! さて東京のエッグタルトとくらべてみたらどうでしょうね。
お菓子もあるけど、ピッツァやお惣菜もある!左のメニュー表に注目です
そうそうポルトガルでは、スペインのBARのような店はあまり見かけません。BAR文化はスペイン独特なんですね。そのかわり立ち飲みの酒屋やたくさんのカフェがあります。カフェには、このエッグタルトの他に各種のケーキや菓子パン、そしてコロッケまであるのです。コーヒーのお供に小さなクリームコロッケもありですよ。そしておかし屋さんの数もスペインよりずっと多い気がします。
キリスト教と一緒に日本に渡った食文化、カステラや天ぷらは有名ですが、鶏卵素麺のルーツもポルトガルなんですね、いつか事情が許せばポルトガルにも住んでみたいなぁ・・なんて、私密かに思っています。
今回はポルトガルへのバカンスを思い出してお便りしてみました。Reikoさんの今年のバカンスは?
Miya
スペイン祭に行ってみた!
左/「トルティージャ」は2種類、ジャガイモ入りとイカスミ入り! 右/〆はやっぱりスイーツ。ジャリジャリ砂糖がおいしい「チュロス」
Miyaさま
あっという間に1週間が過ぎてしまいました。移動の多い仕事ばかりが続き、それほど仕事をしていないのになんだかぐったりです。やはり雨が続いているせいかな、だるいのは。
さて、そんな言い訳をして先週日曜に訪れた、横浜・大桟橋で開催された「スペイン祭」レポートを今ごろこっそりお届けします。
左/日本を代表するベネシアンドール、馬場さん。右/ワインは1杯500円。もうちょっとたっぷり入れてくれたら、よかったのにな・・・
主催はスペイン料理コミュニティ「プルスウルトラ」さん。初めてのイベント開催だったようですね。箱が大きかっただけに、会場に入ったときの「ガラ~ん」感はちょっとさみしかったんだけど、ずらりと並ぶワインボトルが目に入ると、がぜんテンション上がりました。カバに白ワイン、ロゼ、赤ワイン、シェリー、ビール。日本で10種類ものシェリーが飲み比べられるなんて、めったにない機会です。
「キンタ・イノハル」という名前のテンプラニーニョのワイン。スペインのワインは飲みやすいです
まずはラ・マンチャの辛口カバ「カンターレス」で初め、取材で行ったカスティリーヤ・イ・リオン地方のテンプラニーニョ「キンタ・イノハル2010」、ほんのり樽香のガルナチャ主体の「クロス・デ・タファル2011」…あとは記憶にございません(笑)
ああ、もう酔っぱらっていたのか、パエリアの写真はブレブレです。紙皿で情緒はなかったけど、味は抜群でした
そして食事は、大鍋でつくる100人分のパエリア!! とか期待していたのですが、できたてものはソパデペスカード(魚介のスープ)くらいで、あとはお祭りのお好み焼きみたいにプラスチックに入って販売されていたのが、ちょっぴりさみしかったです。
でも、味には満足! サクサク皮にチキン?ツナ?どちらかが入った「エンパナーダ」。プレーンとイカスミのトルティージャ、魚介のパエージャ、仕上げはチュロス。その場で切ってくれる生ハムには行列ができていたので、あきらめてしまいましたが、その他にもボケロネス(イワシの酢漬け)、パンコントマテ(トマトパン)、プルポアラガジャガ(タコのガリシア風)、きのこのアヒージョ、パタタスプラハス(スペイン風フライドポテト)、アルボンディガス(スペイン風ミートボール)、カジョス(!!)もありました。
有料のフラメンコライブやスペインワイン&シェリーセミナーも開催されていたし、オリーブやオリーブオイル、パエリアの素、フラメンコ衣装、アクセサリーなどの露店も出ていました。そして、ホルヘ、ディアス、ダビッドの陽気な3人組が楽器をもって、会場内のあちらこちらを盛り上げていました。
「この子、チュロス食べてる~」とこっそり写真を撮ったら、ポルトガル料理ライター、馬田さん親子だった
入場料は前売り1500円、当日2000円。ワインを飲んで回れるワイングラスと500円分のチケット1枚付きです。1300人分の前売りチケットが売れたそうです。会場がだだっぴろくて、「大盛り上がり!!」というかんじではなく、外のデッキ(大桟橋ですから、海につきでた風通しのいい立地なんです)に出て、日曜日の午後をのんびりすごす人が多かったです。
Miyaさん、上記のスペイン料理メニューって、スペイン人の定番中の定番なんですか? それとも、日本人向けのものですか? スペイン料理やバルの日本での発展はまだまだこれから。コストパフォーマンスのいいワインと、パエリア、生ハム以外の料理にもたくさんの人に親しまれるようになるといいなと思います。
Reiko
スペインで行われた大使館婦人たちのバザー。これはどこの国でしょう…。甘いものが大好きな国であることはまちがいない
Reikoさま
楽しそうなイベントでしたね。日本にいるスペイン関係?の友人達からイベントのことは聞いていました。日本とスペインの交流400周年の記念イベントの一つだったのですね。なんとなくさみしそうな感じに思えたのは、会場が広すぎたからでしょうか。Reikoさんがためしたもの、みんなスペイン定番のものばかりですよ。でも、多分とても上品に作られているのでは…と想像してしまいます。ワインやシェリーもいいものが輸入されていますものね。たくさんの方がスペインを楽しんでくれたのなら嬉しいなぁ。
400周年の行事も確か今月で終了と聞きました。早いものですね。これで終わりと言うよりも、これを新たな次の400周年のスタートにしてもらいたいものです。
イベントということで、私もかなり前になってしまうのですが、大使夫人達のバザーの様子をお知らせしますね。毎年開催されている慈善のためのこのバザーは各国の大使夫人や外交官夫人達が中心となって開催されます。もちろん日本大使館も参加されていて、今年は着物を来た可愛いお子さん達がソフィア王妃の目にとまり、ニュースでも取り上げられていました。私も今年は招待券を頂いたので、仕事が終わった土曜日の午後に出かけてきました。
ここでの一番の楽しみは、各国の料理を楽しめること。電子レンジ以外の調理器具は持ち込めないそうですが、美味しそうな手作りのお料理やお菓子が並んでいます。今年はアラブの国々がたくさん出ていたように思うのですが、行ったことも味わったこともない料理に興味津々です。そして、こういう時はスペイン人向けにカスタマイズされていない料理を試すことができるので、とても楽しみなのです。
クスクスやあまりみかけないエキゾチックなお菓子たち。Miyaさんが注目するアラブ菓子なのでしょうか?
スペインにはモロッコをはじめイスラムの国々の方々も多いので、アルコールが飲めない国では、ミントを効かせた甘い紅茶やフルーツのジュース、反対にタイではシンハービール。日本はもちろん日本酒・ブラジルではカイピリーニャというカクテルを出していて、まさに飛ぶように売れていました。
日本のブースも、アフリカのブースも。食文化だけでなく、世界の文化がわかるイベント
ウロウロとしているうちに「さあどうぞ」と声をかけていただいたのはオマーン。羊のピラフは、シナモンで香り付けがしてあり、香りは甘いのですが、ごく薄味。その他に香辛料を効かせたひき肉を包んだ小さな春巻きのようなものもありました。いろいろなブースで初めての体験をした後、私は必ず「お国の料理を食べに行けるレストランはマドリードにありますか?」と聞くのですが、流石にオマーンはみんな揃って「ない。ない。」
やっぱり中東はドライフルーツやナッツのお菓子。なつめやしかな…?
それから私が最近気になっているのはアラブやイスラム圏のお菓子です。スペインはモロッコが近いからか、マドリードでも食べることができるのですが、ナッツや胡麻、ドライフルーツをふんだんに使ったこのお菓子はとても甘いのですが美味しいんです!アルジェリアのお菓子とモロッコのお菓子を何種類も買って帰りました。
スペインでは胡麻はあまり一般的ではないのですが、南に行くとお菓子や料理に使われることがあります。これはかつてのイスラム支配の影響なんでしょうね。また夏の定番、トマトの冷たいスープガスパチョ。セビリアで飲んだ時にクミンの香りがしたのですが、これもイスラムからでしょうか。小さいながらも色々な国の文化を感じたバザーでした。
Miya
追伸
さて、6月19日はフィリッペ皇太子がスペイン国王に即位する日です。レティシア妃はニュースキャスターで、私が働いていたレストランのお客様でもありました。お二人のご成婚の日は私の誕生日。勝手に親近感を持ってパレードを見に行ったら記念のお扇子をいただきました。一生に一度ですものね。即位式の日も見に行ってみたいです。
サン・イシドロのお祭りに食べるロスキージャ! [スペインの伝統菓子]
5月15日はサン・イシドロの日。この日はドーナッツ型のお菓子、ロスキージャを食べます
Reikoさま
マドリードは25℃を超える日もある夏を思わせるような日が続いています。
Reikoさんの石窯パーティー!!いいなぁ。スペインのASADORも釜で焼きますが、目の前で・・というわけではないので醍醐味はReikoさんのほうが上ですよ。日本に帰ったらぜひ参加させてくださいね。
それから東京のスペイン料理の数々・・・ほんと、これが同じ料理かと思うほどきれいな出来上がりですね。それとも私が庶民的すぎるのかもしれませんけど。スペインの米どころ・バレンシアのパエリアは、稲穂に付いているかたつむりと隣の畑のいんげん豆、庭の鶏肉に野生の兎肉、味付けもサフランと塩だけの素朴なものが伝統的だと聞いたことがあります。以前に一度だけバレンシアの市場で食べたことがありますが、やっぱり素朴なバレンシア風でした。
スペイン料理=パエリアというイメージがあるためか、どこでも食べることが出来ますね。出来合いも売っているし、スペイン人の集まりでもよく作られているようです。それぞれおうちのレシピもあり、私の親しくしている家族もお母様のパエリアが自慢です。日本だと炊き込みご飯かなぁ。
聖人イシドロのお祭りには、子供から老人までこんな衣装に身を包みます
ところで5月の15日はマドリードの守護聖人のサン・イシドロのお祭り。
今年の様子をお知らせしようと考えてお返事が遅くなってしまいました。すみません! サン・イシドロはマドリードの守護聖人と書きましたが、農民の守護聖人でもあります。詳しい歴史についてはマドリードの観光サイトを。
http://www.esmadrid.com/ja/portal.do?TR=C&IDR=842
このサン・イシドロ祭りの日は、マドリードの街中を男性の正装チュラポ(CHULAPO)、女性の正装チュラパ(CHULAPA)姿のおじちゃん、おばちゃん達が闊歩しています。でもね、これを着ているのは子供を除くと年齢層が高い人たちなんですよね。だから貫禄十分に見えます。そして正直に言って、少々田舎臭い…あか抜けない衣装だなぁと私は思ってしまうのですが、どうですか?
ロスキージャ(ROSQULLLA)は、サン・イシドロに食べるお菓子。ドーナツ型の硬いシュー生地のようなクッキーです。これ、何故か砂糖がけしていないものはトンタス(TONTAS )つまりは‘お馬鹿’と呼ばれています。その他にもオレンジや苺、レモンなどの砂糖がけをしたものや、生地を揚げてグラニュー糖を振ったものがあり、実は見た目よりも軽い味わいです。
イシドロが鍬で地面をたたいてできた奇跡の泉の水を飲み、スペインの皇子が健康を取り戻したという伝説も。井戸とイシドロは切っても切れない関係です
私は毎年、サン・イシドロ博物館で奇跡の井戸を覗いて万病に効くと言われているサン・イシドロの井戸水を飲んでから、マンサナーレス川のほとりラ・プラデラ・デ・サン・イシドロ(LA PRADERA DE SAN ISHIDORO)に移動しますが、今年は川のほとりまで行く時間がなく、中心地でお祭り気分だけを少々味わいました。
サン・イシドロが終わると本格的夏に近づく気がするのは私だけでしょうか。
Miya
Tokyoのスペイン料理店 ~ティオ・ダンジョウ(恵比寿)~ [スパニッシュレストラン]
ティオ・ダンジョウの「バレンシアの田舎風パエリア」。ウサギ肉入り!
Miyaさま
ゴールデンウイークが終わりました。今年は5月3日からの4日間、実家にもどって庭にある石窯を囲みパーティをしました。2日にのべ30人の方が来てくれて、とても楽しい時間でした。そういえば、スペインにもAsadorアサドールという薪料理(でしたっけ?)のレストランがありましたね。「薪」という言葉を聞くと、話が止まらなくなる私です。いつかMiyaさんにじっくり聞いもらいたいのですが、今日は東京のスペイン料理について。
「スペインバル」の数、増えました。こちらで「バル」というと、小皿料理を気軽に、ときには立ち飲みで楽しむ予算も手頃な飲食店ですね。「バル(料理は無国籍)」という、スペインの方にはちょっと不思議な店も多いんですよ。
久しぶりに友人を誘って行ったのは、もう20年近く営業している恵比寿の「ティオ・ダンジョウ」です。1階は立ち飲みバル、2階はレストラン。この日は「パエリア食べたい!」と思い、2階に行きました。「パエリアコース」といのがあって、冷たい前菜と温かい前菜があわせて6皿、そして好きなパエリアを選べて1人3600円です。悪くないでしょ?
パエリアの種類はミックスパエリア、イカスミパエリア、パスタのパエリア、そして今回頼んだ「バレンシアの田舎風パエリア」。バレンシアはパエリアの発祥の地ですよね? オレンジとパエリアの街! 海に近い街のイメージだったので、シーフードたっぷりかと思いきや、「ウサギ肉」が入るのがポイントだとか。
前菜は「ハモンセラーノ」。ベジョータのイベリコにするとプラス300円。今回はハモンセラーノにしました。そして、「じゃがいもとアンチョビのサラダ」。意外にあっさり。それから「ひしこイワシの酢漬け」。イワシ大好き! 日本のしめ鯖とかと作り方は違うんでしょうね。こちらもピーマンのマリネがちょんちょん。
そしてもちろん「スパニッシュオムレツ」。ちょっとしょっぱかった。そこににんにく入りマヨネーズと赤ピーマンのマリネが添えられていました。ピーマンもスペインならではの食材だそうですね。これは自家製トルティージャのほうがおいしいかな。
「鶏の煮込み」。これはシェフのスペシャリテのひとつのようです。レーズン、松の実、シナモンスティックほか様々なスパイスを入れた、エキゾチックな味わいでした。がっついて、写真撮り忘れ(涙)
Champinion con jamonがスペイン名
「マッシュルームのソテー、生ハム風味」。マッシュルームというと、こうして楊枝2本をXにして刺すというのが定番のように思います。何か意味があるのかな?
しっかり食べたのに、どうしても食べたかった「カジョス」も追加注文! Miyaさんが「日本では材料が手に入りにくいので、再現するのは難しいかも」、と言っていたので、本場との違いが気になるところです。コテッコテの“モツ煮込み”をイメージしていたのに、案外さらりとしていて、くさみもなくおいしかったです。
お店の方が取り分けてくれます。手前がウサギ肉、黒いのがエスカルゴ
そして、パエリア登場!ウサギ肉とエスカルゴがのっていて、野性味あふれていました。
1階のバルは外でも飲める。この季節はとってもいい気持ち。 こちらがコスパのいい赤ワイン。
テンプラニーニョを1本飲んだものの、まだ飲み足りなく、1階のバルで最後にもう一杯。りんごとシナモンの入ったサングリアです。
シェフはこの方。日本滞在歴9年のジョルディ・ウリベ・トゥルネさんです。これまでオーナーの檀じょうさんに雇われていましたが、6月からはお店ごと譲ってもらい、めでたくオーナーシェフになり、店名も「フォンダ・サン・ジョルディ」に替わるそうです。リニューアル後は出身地であるバルセロナのカタルーニャ料理に力を入れていくと言います。マドリード風のカジョス、なくなってしまうのかな。
Miyaさん、東京のスペイン料理、どうでしょう? マドリード風のパエリアというのもあるのですか? こんなメニューがあれば、もっとスペインらしいレストランになるのに…なんてオススメはありますか?
El Herado! スペインはソフトクリーム!東京はアイスクリームケーキ! [スイーツ]
ありそうでなかったソフトクリーム。スペインでまず登場したのはこのヨーグルトソフトのチェーン「llaollao」
Miyaさま
Hola! Me encanta el helado…これでよかったかしら? 学生時代に少しだけ勉強したスペイン語の中でわずかに覚えている単語です。「オラ!」は「やあ!」、もうひとつのほうは「私はアイスクリームが好きです」ですよね? 今回はアイスクリームの話などいかがでしょうか?
表参道「Graciel」はアントルメ・グラッセ(アイスクリームケーキ)の専門店。ぜーんぶアイスクリームです
昨年、日本でも珍しいアイスクリームケーキのお店が表参道にオープンしました。「Gracielグラッシェル」というのですが、そこの夏商品の発表会が先日ありました。見た目だけでなく、中身にもいろいろな工夫をほどこし、ケーキとはまた違う楽しみ――口どけや意外な素材の組み合わせ――があって、とてもおいしかったです。
左が「リコピン」。そしてこの夏、登場する新作アイスクリームケーキ
青リンゴのタルト、「リコピン」と名づけられたトマトのシャーベットが意外なおいしさのケーキ、夏にぴったりのトロピカルな「マンゴーパッション」、そしてバナナ、マンゴー、パッションフルーツ、ココナッツのアイスクリームとホワイトチョコレートの土台に女性が涙しそうな「ソレイユ」。
作っているのはこの方、江森シェフ。スペインでそのうち彼が話題になるかも
アイスクリームケーキだけでなく、作り立ての“生アイスクリーム”もあります。日本の柑橘類を使ったもの、パンプキンシードの油を使ったもの、定番のミルクなど。本当にいくらでも食べられてしまいそうな危険なお店なのです。
もちろん、こんなアイスクリームはしょっちゅう食べられるものではありません。普段、贅沢するなら、やはりハーゲンダッツ。日本のハーゲンダッツはとても珍しいバリエーションの開発が上手で、今年はとうとう野菜のアイスクリーム、「トマトチェリー」と「キャロットオレンジ」が登場するみたいです。
出た!ガリガリ君ナポリタン味
ハーゲンダッツもたまの贅沢です。庶民にお似合いは「ガリガリくん」。いろいろがんばっていますよね。コーンポタージュ味、傑作でした! クリームシチュー味は食べていません。最近、ナポリタン味も出たそうです。ふつうのソーダ味も捨てがたいのですが、ヨーロッパやアメリカでは意外にソーダ味のアイスキャンディって見かけないような気がします。
Miyaさんのお気に入りアイスクリームや、アイスクリームショップはありますか? 日本だとワッフルやパンケーキのアイスクリーム添え、アメリカならアップルパイやピーカンパイのアイスクリーム添えがポピュラーですが、スペインには「アイスクリームを添えるのが定番」というデザートはありますか? そして、まさか抹茶アイスクリームがスペインに上陸しているということはないですよね??? だったら嬉しいのに。
私が記事を書いている、「so good」という製菓専門誌には姉妹雑誌に「helado」とかいうのがあるらしいです。ということは、スペインのアイスクリーム業界は活気があるのでしょうか?
日本はまもなくゴールデンウイーク。Miyaさんにならった「トリハス」に挑戦して、アイスクリームと一緒に食べようかな。高カロリーなんて怖くない!
では、お便りお待ちしております。
Reiko
バニラアイスクリームとおいしいエキストラバージンオリーブオイルでスペインなデザート完成!
Reikoさま
すごい。すごい。スペイン語ですね! 私もアイスクリーム大好きです。 やはり東京はすごいわぁ。美味しそうなアイスクリームケーキですね。私、アイスクリームケーキと言えばビエネッタというイメージしかありません。今は昔ですねぇ。
大好きなトマトのアイス、リコピンも美味しそうですね。スペインには安くて美味しい完熟トマトが手に入るはずですが、まだ見たことがありません。そういえば、オリーブオイルのアイスクリームがあるらしいと聞いたことがありますが、まだ出会ったことはありません。でも、バニラアイスに香りの高いエクストラバージンを少量落とすと、思いがけない上品なフレーバーになりますよ。ご存知でしたか?
私の日本での思い出のアイスクリームはサーティーワンです。昔、昔のその昔、高校生の私はほぼ毎日通っていて、「一番好きなものは?」と聞かれると「サーティワンアイスクリーム」と答えていたのです。あの頃は、あんなに脂肪分たっぷりのアイスクリームはなかったし、一ヶ月毎日違うフレーバーが楽しめる、フレーバーアイスの先駆けだったかもしれませんね。
スペインでもやっぱりジェラート屋さんはいっぱいあります
ところで、マドリードには、いわゆるジェラート屋さんはいっぱいあります。私は、このスペインのジェラートチェーンはあまり好みではなく、いつの間にかアイスクリーム自体もそれほど食べなくなってしまいました。ところが、ここ5.6年前からハーゲンダッツのお店も見かけるようになりました。残念ながらあの抹茶アイスはないのですが、美味しいフレーバーアイスが楽しめます。確かに安くはありませんけど、やっぱり美味しいわぁ。
そして、スペインでも、例えば日本レストランなどに行くと抹茶アイス、小倉アイスを食べることができますよ。実は私の店にも抹茶アイスを置いています。ただ、これは正直に言って日本の抹茶、小倉に比べたら少々な残念な仕上がりです。これは、ほとんど地元のアイスクリーム屋さんが見よう見まねで作っています。もっとグレードの高い抹茶を使えば…とか、余計な香料はいらないんだけど…なんて思うこともありますが、これは仕方のないことですよね。
llaollaoのヨーグルトソフト。「ペケーニャ(スモール)」だと1トッピングで2ユーロ70セント
そして、ここ数年で衝撃的だったのは、スペインでソフトクリームも食べられるようになったことです。何しろ数年前までスペインにはソフトクリームは殆どなかったのです。今では、マックやバーガーキングでも売っていますが、最近、増えたのがヨーグルトソフトのチェーン店です。グリーンのカラーの目立つllaollaoが初めでしょうか。「こういうのが食べたかったんだよね」と一時はかなりハマっていました。注文の方法は、メインのアイスの大きさを決めたら、トッピングを選びます。ソフトの大きさ、トッピングの種類により値段が変わってきます。気が付くとすぐに同じようなチェーン店ができ、そして新鮮味もなくなり、よく考えるとかなり割高。ということで、最近はあまり買うこともなくなりましたけど。
こちらもスペイン発のフローズンヨーグルト「Smooy」。スムージーもありますね
あたらめて見てみると…マドリードの中心地にはかなりの数のアイスクリームのお店ができています。どこもそこそこの繁盛。これからの季節はもっと売上も上がることでしょう。時々、仕事でいく食品のフェア、業務用ですが美味しいアイスクリームや珍しいフレーバーに出会うこともあります。でも、まだまだ市場にはでていないようです。これからですね。
Reikoさんに言われて、今年はまたお気に入りのアイスクリーム屋さん探してみます。それにしてもリコピンアイス、スペインでもだれかつくってくれないかなぁ。
Miya
スペインのイースタースイーツ「トリハス」 [スイーツ]
スペインのイースター休暇は、2014年は4月14日。卵型のチョコレートはおなじみです
Reikoさま
お元気ですか?
4月になり、日本の桜便りをたくさんいただきました。
Reikoさんはお花見行かれましたか? スペインでは日本のようなお花見の習慣はなく、ただ花を眺めるだけ。春を感じてなんだか心も身体もぐっと伸びをするような気分になるのですが。
アーモンドの花が満開
できれば咲き誇るアーモンドの花の下でお弁当に美味しいワイン
春の風物詩。ウィンドウに並ぶ卵のチョコレート
そして今年は14日からセマナサンタ(semana santa) イースターになります。
うさぎちゃん!愉快なチョコレートがいっぱいになるこの時期のスペイン
セマナサンタは日本語だと復活祭なので、新しい命のシンボルである卵が主役なんですね。この時期には、たくさんの卵やウサギをかたどったデコレーションを見かけるようになります。
でも、なんでうさぎなんでしょう??
イースターの女神が引き連れているのがうさぎ。そしてウサギは繁殖の象徴でもあるから
それから、セマナサンタと言えば「トリハス」。聞いたことありますか?言って見ればスペイン版のフレンチトーストのようなものです。この時期になるとお菓子屋やパン屋のウィンドウにはトリハスやそれ用のパンがならびます。
チキンカツ?? いえいえ、これがトリハス
使うパンは、スペインではトリハス用として出回っていますが
鍋に牛乳と牛乳の約10%の砂糖、シナモンスティック、レモンの皮
沸騰したら30秒ほどで火を止め、お皿に並べたパンにかけて浸します。全体にミルク液が回ったら、たっぷりの溶き卵にくぐらせて、オリーブオイルできつね色になるまで揚げます。ここで焼いたらフレンチトーストだけど、スペインを感じたかったら揚げてくださいね。
揚げたあとには、シロップに漬ける!!
このあとたっぷりの甘いワインシロップやシュガーシロップにどっぷりつけるのがスペイン風かな。そして上からシナモンシュガーを振ります。
ぷよぷよしてシロップをたっぷり吸った甘すぎる
どうぞお試しを。
Miya
Miyaさま
目黒川の桜。とにかくすごい人でした…
Miyaさま
忘れかけた頃にやってきた花粉症に、今日はすっかりやられました。ウキウキするはずの春も、花粉の飛ぶ量が多くなってきた最近はキョーフです。 でも、行ってきましたよ、お花見! 電車から見える多摩川沿いの桜も、目黒川沿いの桜も、出張先の名古屋から三重に向かう高速道路の桜も、そして江の島の並木道の夜桜も。とにかく今年は(私の)予想より早い開花で、落ち着いた気分で眺めた覚えがない・・・。
「トリハス」って、名前からしてなんとなくタパスの一種で、お酒に合いそうなイメージ。でも、その正体はスペイン版フレンチトーストとは!! 日本でもドーナツ、パンケーキの流れで、アメリカンな朝食メニュー流行にのってフレンチトーストの人気がじわじわときています。
でも、トリハスはすっごく甘いそうですね。これを甘いワインと一緒に食べるとか…? イースターだけでなく、朝食の定番にはならにのですかね? だって、スペインに行ってもその時期じゃなければ食べられないのでしょ? と思ったら、こんなお店がありました。http://gospain.about.com/od/madrid/ss/madrid_austrias_8.htm
どうやらトリハス専門店みたいです。Miyaさん知っていますか?
まずはもうすぐ始まるGWに手作りトリハスに挑戦です!
Reiko
スペインと言えば、やっぱり「JAMONハモン」! [マドリードの店]
目利きのいるハム屋さんは、マドリードでも希少
Miyaさま
日差しは春めいてきましたが、まだまだ寒い日本です。Miyaさんお元気ですか? 3月初旬は展示会の季節です。毎年楽しみなFOODEXに行ってきましたよ。ここ数年、ヨーロッパ勢のやる気がいまいちなかったのですが、今年は円安のせいでしょうか。“あの”フランスでさえ、人寄せのためのパフォーマンスに力を入れていました。最高級のワインとシャルトリキュールズ(惣菜)を惜し気もなく配り、バイヨンヌハムのスライスサービスまで行われていました。
スペインハムにすっかりお株を奪われていたフランスの逆襲!そして、それに少し負けてしまったスペイン(もしくは、日本でのビジネスが安定してしまって、もはや派手な呼び込みは不要と判断したか…)。
横浜中央卸売場で異彩を放つJust Meat!
先日もFBに上げましたが、両親に連れられ横浜市中央卸売場で海鮮定食を土曜早朝に食べた帰り、市場の片隅にJUST MEAT(今、このHP機能していません…なぜかというと、店を取り仕切っていたお母さんが入院中で大忙しになってしまったから。お父さんがさみしそうに言っていました)というハム屋を見つけました。フランス、イタリア、スペインの名だたるハムに、ハンガリーのマンガリッツァ豚肉。イベリコ豚の生ハムも原木でお安く買えるそうです。
食べるのは大好きだけど、今ひとつ、ハムの種類や製造法などがピンときていない私です。展示会でもらった資料によると…
フランスのバイヨンヌハムとハモンセラーノ
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スペインを代表する生ハムは大きく分けて「ハモン・セラーノ」と「ハモン・イベリコ」の2種類。「ハモン・セラーノ」とは「山のハム」ことで、昔は塩漬けした肉をしっかり熟成・乾燥できる山岳地方で作られていた。今はコンピュータで湿度、温度を管理できるので、多くは工場で製造される。
「ハモン・イベリコ」原料が、どんぐりを食べて育つスペイン原産の黒豚、イベリコ種の豚が原料。
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前回の「カジョス」に欠かせない「チョリソ」についても、この際、正しく認識いたしましょう。
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粗挽きにした豚肉にパプリカ、オレガノ、ニンニク、塩を加えて練り合わせ、豚の小腸に詰めて数ヶ月熟成させたもの。日本で、唐辛子で辛みを利かせた生ソーセージが「チョリソ」とされているが、まったく別物」。
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今年、取材で代々木上原の「エンボカ」という店に行きました。そのときは窯焼きピッツァの話を聞きましたが、カウンターには赤く鈍い光りを放つハモン・イベリコがありました。オーナーさんがスペインを巡り、自分でみつけた逸品!だそう。とろけるような脂がたまりません。
「うちは発酵食屋」というジャストミートの店員さん。熟成の旨味は最高です!
前出のジャスト・ミートでは、原木3万円で売っていると聞きました。夢ですね、マイ・ハモンを食卓に置くの…。まさか、Miyaさんは私の夢を実現していたりして!?
ハモンと一緒に飲むのは、やはりシェリーなんでしょうか~? 夢ふくらむわ。
では、お便り待っています。
Reiko
ハモンがより気軽に食べられる、いわばファストハム店がちらほらできているるマドリード
Reikoさま
あぁっと言う間に春めいた日々が続いています。昨日、久しぶりにテラスでコーヒーを飲んだら眩しかったです。日の光を見ていなかったのです。というのも、「Salón do Gourmetサロンドグルメ」というイベントで、日本食材の輸入会社の仕事をしていました。今回はJETROの取りまとめたジャパンパビリオンの中に、私が非常勤で働いている輸入会社が出店していたのです。めちゃ疲れました。やっぱり日本人は勤勉です。たった4日間ですが、日本から来たメーカーさん達と働いて見て、遠い昔のOL生活を少々思い出したりして。
このイベントはスペイン国内の食品がメーカー単位以外にも県や市の単位でも出店しています。東京のfoodexでスペインブースの元気がなかったとのこと、少々残念。私の友人知人も参加していたはずなんですけどね。これから盛り返してくれることを信じて!
ところでreikoさんは生ハムのことを書いていますが、日本にはスペイン産の生ハムはかなり輸入されているのでしょうか。以前に決められたメーカーの加工工場のものだけが日本には輸出されていてスペイン旅行のついでにお土産で買うのはなかなか難しいと聞きましたが……
この前のお手紙にも書きましたが、私は生ハムを買う時はモニカの店で買っています。スペインに住み始めてからずっと家の近くにあった肉屋さんでハム類も買っていたのです。一般的には、ハム関係と肉関係は別の店なのですが、そこは両方扱っていてとても便利でした。親父さんは生ハムを買おうとすると、「家で家族と食べるのかい? それとも誰か日本から来るのか?」なんて言いながら適当なものを選んでくれていました。例えば同じJabugoハブーゴ(アンダルシア州ウエルバ県ハブーゴ村のイベリコハム)だって、一本一本違うのだそうです。美味しいのを食べれれば文句ない私としては親父さんに任せっきり。私が数年前に違う区域に引っ越してから、親父さんは店をたたんでしまいました。
モニカに選んでもらうハムはいつもまちがいなし!
その後、少しの空白ができて私の店の斜め前にあるCHARCUTERIA JOSEで買うようになったのです。ホセ JOSEが引退して後を継いだのがモニカ MONICA。Reikoさんが書いているような種類のハムは全て揃っています。彼女のお勧めにハズレなし。値段でも種類でもなく、その時彼女が美味しいと思ったものを勧めてくれます。
こういう対面販売は、だんだん廃れてきましたね。時間もかかるし面倒かもしれません。でも、あれこれ細かい希望をいいながら、時には喧嘩腰になりながらも好みのものをゲットするスペイン人はかなり食にこだわっていますよね。
マドリードに行ったら、今度は気軽に生ハムざんまい!
そして生ハムといえば最近マドリードの中心地でよく見かけるようになったのが、ハモンやチョリソをファーストフード感覚で食べられるこんな店です。ソル広場の近くに4、5件のお店があっという間にできました。ターゲットははやり観光客なのでしょうね。パンにはさんだボカディージョも今までテイクアウトように売っていたものよりおしゃれに見えるには店構えのせいでしょうか。もちろんお値段は観光地価格という気もしますが…
ただ、旅行にいらして気軽に生ハムやチョリソを試して見るのにはいいかもしれませんね。ボカディージョもすごく大きいから、これだけでお腹いっぱいになりそうだし。
チェキラ!Miyaさんイチオシの赤ワイン「ウルトレイヤ」!
最後に…私が最近はまっている赤ワイン「ウルトレイヤ」をご紹介します。日本にも入荷していますがリリース数は少ないです。もし見つけたら迷わずご購入をお勧めします!あえて詳しいことは書かずにおきましょう!
さて次は、テラスの楽しみなんてお知らせできたらいいなぁ。
Miya
カジョス~もつ煮込みスペイン風~つくってみませんか?
マドリードの市場内にある「内臓屋」の壁にはこんな絵が! 余すことなく食べられる豚ちゃん
Miyaさま
日本の大雪のニュースは見ましたか? うちのほうも
注目したのは…
☆バルレストラン・ミヤカワ
真っ黒に焼いた長ねぎのレビューが結構多いのだけど、これってスペイン料理なのかしら? でも予算
☆バル・ソル(セビージャ、マドリード、サン・セバスチャンと
ここは3店舗共通で「鶏団子のおばあちゃん風煮込み」、「イベリコ豚の濃厚ブラウンソース煮込み」というのがありますが、これにあたる本場のスペイン料理はなさそう。でも、「マドリード店」には、牛ミノの煮込みというマドリードの名物料理(?)がメニューに並んでいました。
☆ボデガ・サンタ・リタ
最近、六本木のミッドタウンにできたお店です。きづけば、上の「ミヤカワ」の姉妹店でした。いろいろな料理をタパス風に小皿で出しているみたいです。迫力にかけるけど、スペイン料理を気軽にオシャレに楽しむには良さそうなお店です。
エル・ブジで大注目されるようになったものの、スペイン料理の店ってまだ日本は少ないんです。でも思えば昔、アルバイトしていたレストランが地中海料理の店で、イタリアンを中心に、卵のフラメンカ、鶏肉のチリンドロンなどのスペイン料理もありました。とてもおいしかったし、結構な人気店でした。
《鶏肉のチリンドロン》Polloal chilindrón ポジョ・アル・チリンドロン
http://taconessintapas.blogspot.jp/2010/06/pollo-al-chilindron.html
チリンドロンは煮込みと言わないのかな? バスク地方の料理だそうですが、タマネギ、ピーマン、トマト、セラーノハムを中心にしたこのソース、私の持っている本によると「おいしいチリンドロンソースには辛みがある。チリンドロンソースで料理すれば、どんな肉もおいしくなる」とありました。バイト先でチリンドロンを食べて、初めてピーマンが料理の中で重要な旨みになっていると感じたものです。
《牛ミノのマドリード風煮込み》callos a la madrilène カジョス・ア・ラ・マドリエニャ。こんなのが日本で食べたい
http://comida-y-bebida.practicopedia.lainformacion.com/guisos/como-cocinar-callos-a-la-madrilena-14586
カジョスは食べたことがありません。スペイン風モツ煮込みと日本では言われることが多いようですが、その誕生のきっかけも日本のモツ煮と似ていますね。上流階級が食べ残した内臓、豚足など“ほおるもん=ホルモン”をチョリソーやひよこ豆、トマトと煮込んだもの。モツも豆も大好きだから近々、食べに行きたいなと思います。そこでおいしそうだったのが、こちらのお店。次の関西出張では必ず、行ってみたいな。
来週は少し暖かくなそうなので、その前にアツアツのスペインの煮込み料理を食べにでかけてこようと思います。スペインは暖かいみたいでいいですね。アーモンドの花は咲いたのかしら…。
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Reiko
カジョスをつくるなら、まずここに行かなくては!の内臓屋
Reikoさま
しばらく寒い日が続いたり、雪混じりの雨が降ったりしましたが、今年のマドリードは暖冬のような気がします。日中は気温も上がり、コートを脱ぎ捨てたい気分になる日もありますよ。夕方の空の色、春の色が混じっているように感じませんか?
Reikoさん、東京には色々なスペインレストランがあるのですね。写真を見るとカジョス
このふかふかしていそうな右の白いのはなんでしょうね・・・
私がご紹介するcallosはいわば「もつ煮込みスペイン風」」バルやレストランにもあるけど、寒い冬には家でもよく作ります。これ、スーパーや食料品店でも調理されたものを缶詰やパックで手軽に買うことができます。いわば定番のお惣菜の一つですね。この料理に使うのは、主にハチノス、日本ではトリッパとも呼ばれている牛の胃袋ですが、腸の部分も加えることもあるそうです。確かに下ごしらえは少々手間ですね。時間もかかるし。
もつ好きにはたまらない図(!?)
そしてスペインでカジョスを作ろうと思ったら、casqueriaという臓物などの専門店に行かなくてはなりません。ここでは牛、豚、羊など一般的に食べられている肉の内臓や皮、足、尻尾、タンなど買うことができます。うちでもcallosの他にタンを買って、懐かしい日本のタン塩(!!)を真似したりしています。ただね、豪快なんです…調理には時間と覚悟が必要です。
やたらにおいしそうです!日本に持って帰れたらな…
さて、せっかくなのでcallosの作り方を簡単にお知らせします。まず大事なのは、やはり下準備。よく洗ってぶつ切りにしたハチノスを、スペインだとレモンの皮半個分、ローリエ、パセリの茎など入れて下煮をし、においや余分な油を取ります。柔らかく、かつキレイな状態にするのにはかなり時間がかかり、ここで半日は使ってしまうのです。
Miya さん特製の「カジョス」。温まりそうです
次にオリーブオイルでニンニクや玉ねぎのみじん切りを炒め、刻んだトマトや水煮、チョリソ、モルショージャ(豚の血で作られたソーセージ)や生ハムの切れ端を入れて煮込みます。赤ワイン、パプリカパウダーも加えて煮込みつつ、塩で味付けします。そうそう乾燥唐辛子を丸ごと1本程度加えると深みが出ます。私は水分は、トマトの水煮缶に完熟トマトを足してあとはワインだけで作ることが多いのですが、足りなければ水を入れて補ってください。そして、ここにひよこ豆garbansoの水煮を加えることもありますね。
味付けのポイントはチョリソとモルシージャなので、日本のお家でスペインの味を再現するのは大変かもしれません。もし寒い時期にスペインにいらしたら、バルで赤ワインとともに胃袋を温めてくださいね。スペインのもつ煮込み紹介しましたが、うちでは日本風の味噌味も好評です。日本の味も懐かしいなぁ!
Miya
マドリードの新スポット! GOURMET EXPERIENCE [マドリードの店]
マドリードの3つ星レストラン「DIVERXO」のお手軽版「Street-XO」のオープンキッチン
Reikoさま
前回、マドリードは暖冬…と書いたのですが、寒さが戻ってきました。
今日はマドリードの中心地にある新しいスポットを紹介しようと思います。
日本ではソラマチなんてよく聞きますが、行ったことはありますか?
最近のマドリード、中々の青空!でしょう。青空の写真はマドリードのへそ、「ソル広場」です。
ここから歩いて5分もしないところにカジャオ広場があり、「エル・コルテ・イングレス」という デパートから始まる「プレシアードス」という通りで繋がっています。ブティックや靴、ランジェリー、 アクセサリーの店、おみやげ物屋などなど、見ていても楽しい通りです。
最上階からの眺めは最高!のGOURMET EXPRIENCE
さらに進んでカジャオ広場に着くと、「エル・コルテ・イングレス」がもう1軒現れます。 昨年、ここの最上階にグルメスポットの「GOURMET EXPERIENCE」ができました。 日本語でいうと「グルメな経験」。お洒落な名前ですよね。
以前、ここはいわゆる“デパートの食堂”でした。
窓からの眺望は素晴らしく、王宮やオペラ座、遠くに王の狩場だった森も見渡せます。 煉瓦色の屋根やカジャオ広場の喧騒が間近に迫ります。私はこの場所が大好きで、 人の混んでなさそうな時間を選んでお茶をすることもよくありました。
この絶景を活かして夜11時半まで営業しているので、マドリードにいらしたら一見の価値ありです。
客の目の前でつくってくれるこの料理、たしかにアジア風…
景色のことばかり書いてしまいましたが、もちろんグルメな経験が出来る場所なのでいろいろな店があります。
現在の目玉は、今回ミシュランの3つ星を採った「DIVERXO 」 が経営している「STREET-XO」。
本店と同じく、スペイン人の作るアジアチックなフュージョン料理を手軽に楽しめます。 オープンキッチンで働いているのは今どきのイケメン青年ばかり。 メニューを一つ一つ説明してくれた後は、ガンガンにかかったロックに乗って踊りながら…と言っても 過言ではないパフォーマンスで、注文した料理を作ってくれます。
そして出来た料理は皿ではなく敷紙に盛りつけています。
「DIVERXO」を率いるシェフのダビットには、一度だけ仕事で紹介されて会ったことがありますが、 モヒカンで鼻ピアスのアンちゃん(失礼!)という出で立ちで、なかなか面白い人でした。
最近の写真を見たら、彼のファッションは変わらないようです!
本店はわかりませんが、ここでは焼きそばなど炒めものをアレンジした料理が美味しい…というより、 臨場感を楽しむ感じ。以前、一緒に食べに行ったフランス人の寿司シェフは「僕達ヨーロッパ人の持つ アジア料理のイメージがこれかなぁ」と言っていたけど、当たっているかもしれません。
メキシカンレストランのプラート。タコスがおいしそう!
その他、中国人の経営する点心と寿司(?!)、ピザ、大手の肉屋さんが展開しているグルメハンバーガー、 メキシカン、タパスバーにアイスクリーム、お洒落なパンやケーキを揃えたカフェ。
店はどこも小さくてバル形式なので、テイクアウトして外の見えるテラスなどの席で食べることが出来ます。 もちろん、景色のいい席は、はじめに埋まってしまいますから、景色を楽しみたいときにはまず席取りを。
私はここのほぼすべての店で試してみましたが、先に書いたSTREET-XOと同じく、 どこもおしゃれで高級なファストフードという感じでしょうか。
こちらも見逃せませんね。世界の食材コーナー
また店の並ぶ反対側には、インターナショナルな高級な食材が揃っています。
ワインや生ハムを始め、チーズや調味料、チョコレートやお菓子類も揃っています。もちろん日本食材もたくさんではありませんが、売っていますよ。
お値段は――やっぱり高級でした。
マドリードの中心地に新しく出来たこのスポット、たぶんこれからももっと広がっていくでしょう。
グルメな経験をしに、立ち寄ってみるのも楽しいですよ。
Miya
これがマドリードであらたにミシュラン3つ星に輝いた「DIVERXO」のダビッド・ムニョスシェフ
Miyaさま
すぐにマドリードに飛びたい!! フランス人シェフがブログで「DIVERXO ディベルショ」の ダビッド・ムニョスさんのことを書いていて、興味津々だったんです。
だって、このルックスですもの! 2014年のスペイン、ポルトガル版で、スペインで唯一、 新しく3つ星に輝いたレストランなのですね。
こちらのニュースサイトで彼のことがわかる記事を見つけました。それによると…。
http://gulfnews.com/life-style/food/features/three-michelin-stars-for-quirky-madrid-restaurant-diverxo-1.1259076
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自らを「野蛮な」アプローチで客を迎えるというムニョス氏。彼のレストランでは、 食べている途中の客の皿に、料理人が材料を放り込むという光景が見られる。 スペインで8軒目の3つ星レストランになったことを知ると、33歳のムニョス氏は 「奇跡だ」とコメント。スペインの最年少3つ星シェフのキッチンはわずか30㎡だ。 「ディベルショで3つ星レストランのコンセプトを変えたい」と彼は言う。 1日15時間働き、この6年間、休みを1日もとっていないという勤勉ぶりだ。 「ここでの食事には、サプライズを覚悟してほしい」そうだ。
メニューは7皿からなる「ショートコース」(95ユーロ)と、 11皿からなる「ロングコース」(140ユーロ)の2つのみ。
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Miyaさんが紹介してくれた「STREET-XO」のほうは、5月にロンドン店ができるようですよ。 マドリードの元気な一面を見た気分です! 私もグルメな経験したいわ。 貴重な情報ありがとうございました♪
Reiko